2908件のひとこと日記があります。
2013/02/28 21:57
追い込み馬の話7( トロットサンダー)
追い込み馬の話第7弾、今回は「消されたマイル王」、トロットサンダーである。
トロットサンダーを語る上で避けて通れないのが、1996年秋に発覚した「名義貸し事件」のことである。
トロットサンダーは浦和からJRAに移籍した際、JRAの馬主資格を持っていなかった馬主から、資格を持つ馬主に所有権が移ったのだが、実際には浦和時代の馬主が実質的に所有しており、JRAでの馬主は名義を貸していたに過ぎないことが発覚し、名義を貸した馬主は資格を剥奪され、管理調教師は資格停止処分を受け、トロットサンダーは半ば強制的に引退することになった。
トロットサンダーは前年のマイルCS、この年の安田記念を強烈な末脚で制し、まさに競争馬としてのピークに達していた矢先の出来事であった。
この件は発覚してからJRAが異常なほど素早く対応し、処分を下している。
お役所体質の抜けないJRAが...である。
「見えざる力」のなせる業なのか...
トロットサンダーの悲劇はまだ終わらない。
トロットサンダーは2004年に転倒による骨折のために安楽死処分された、というのが表向きだが、「実は飼葉を与えられずに餓死させられたのではないか?」という噂が根強くあった。
亡くなる直前には、ガリガリに痩せこけた馬の写真が「現在のトロットサンダー」としてネット上で公開された。
もちろん、この話は噂の域を出ない。
真相は闇の中である。
トロットサンダーは間違いなく名馬であった。
しかし、「見えざる力」が彼の名誉と命を奪った。
浦和から来たマイル王は、競馬界の闇にまぎれてどこかに連れ去られたままである。
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まったり。さんがいいね!と言っています。
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ロシアンブルーさん>こんばんは(^-^)コメありがとうございます。
トロットサンダーの名義貸し事件は、マスコミがあまり大きく取り上げなかったので、知らない方も多いと思います。
死因の件については、Googleで「トロットサンダー画像」と検索すれば、トロットサンダーだと言われる痩せこけた馬の画像が閲覧できます。
死因については、あくまでも噂の域を出ないものですが、真相が明らかになることは、おそらく永遠にないでしょう(-_-;)
JRAと関係者のメンツを守るためにトロットサンダーが闇に葬られたのだとしたら、こんなに悲しいことはありません。
彼は誰のために走ったのでしょうか.... -
ロシアンブルーさん
これ本当ですか?
好きな馬だったが、その裏でこんなことがあったとは…
遅咲きのマイラーで安田記念で有終の美をで締めたと思っていたのに…
なんか悲しくなってきた。
安田記念の1分33秒1は東京競馬場改修前の時計ですから、
(オグリのレコードは別格ですが。)
価値があると思います。アイルランドTの楽勝もすごかったですね。
はやりに乗っていない血統も好きでした。
今のハナズゴールと重ねてみることもあります。 -
のど輪だ田上!さん>おはようございます(^.^)コメありがとうございます。
あの年のマイルCSって、たしか10万以上ついたはずですよね?
それは悔しい(>_ -
のど輪だ田上!さん
そんな事があったんですね。
可哀想な馬ですね、時代もあるのかな。
トロットサンダーのマイルの時。
サンダーから若い4歳馬2頭に馬連500円ずつ買おうとしたんです。
友達からメイショウテゾロは絶対来ないからってその買い目止めちゃったんですよ…
あれは悔しかったです。
思い出しちゃいました(笑)