2908件のひとこと日記があります。
2013/03/11 22:36
評価される者たち(圧迫面接について)
ここから先はいつもの日記に戻す。
もうすぐ明日になるから(^-^)
「圧迫面接」という手法をご存知だろうか?
主に就職試験での面接で使用される手法で、模範的回答に終始する受験者の「本音」を見るために行われる。
試験管は受験者に対してわざと意地悪な質問をして受験者を困らせる。受験者の態度を見るためである。回答の内容は基本的に採否の対象にはならない。
受験者が臨機応変に対応できれば合格、口ごもったり質問に対して不満を述べたりしたら不合格、というわけである。
この手法は、主に対外交渉やクレーム処理が必要となる業種で実施されていることが多い。
「即戦力」として使えるかどうか、を見るのである。
この手法は、適性を判断するのに有効な手段ではあるが、一方でさまざまな問題も発生している。
質問の内容が問題なのだ。
受験者に対して高圧的な態度を取ったり、セクハラまがいの質問をしたりする試験管の対応が「バワハラ」「人権侵害」と批判される事例が続出しているそうだ。
現代はネット社会、面接でそういう対応をされたことはあっという間にネットを通じて日本中に広まる。
「あの会社はこういう形の面接を行っているからやめた方がいい」などという話が流布されるのもあっという間だ。
考えてみてほしい。
企業としてみれば、受験者は「将来の社員」としてとらえがちだが、あくまでも受験者は一般人である。企業との間には主従の関係はないはずだ。
それなのに試験管(採用担当者)は、まるで出来の悪い社員にネチネチと嫌味を言うように意地悪な質問を繰り返す。
採用されてもいないのにダメ社員扱いされたらたまったものではない。
今の企業は「コンプライアンス」の意識が強く求められている。しかし、こういった「圧迫面接」を行う企業は「コンプライアンスの意識が低い=ブラック企業」というイメージを持たれることが多いらしい。
圧迫面接の内容が、ブラック企業を見極める判断基準ともなっているらしい。
使える人材を見つけるために行うのが面接であるが、同時に「ちゃんとした」会社を見つけるのも、もう1つの面接である。
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ばいありーたあくさん
Minoukoさん>こんばんは(^-^)コメありがとうございます。
圧迫面接の問題は、日本ではつい最近になって注目されたことですが、似たようなことは昔から行われていましたね。
今の日本の雇用状況は総じて「買い手市場」ですから、企業側が求職者に対して強く出たり、時には理不尽な対応をすることも少なくありません。
関係省庁が取り締まりに乗り出すかどうかは、対応の内容にもよるでしょうし、企業というものは、総じてメンツを守るためには何でもやりますから、問題になる前に揉み消してしまうのが普通でしょう。
コンプライアンス以前に、モラルの問題だと思います。 -
Minoukoさん
(続きです)犯罪者ですから即刑務所に行くべきですが、立証が困難なのでますますはびこるというのが実態でしょう。やはりとんでもない(ちょっとこれは常識的におかしいなという感じで十分だと思いますが)面接を受けた人がすぐに当局に逐一報告するというのが大事だと思います。労働省に監督・指導する部門があると思います。
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Minoukoさん
こんばんわ、ばいありーさん。高圧面接は米国で始まったものですね。今の日本風に焼き直すと、面接官’例えばですよ‘、’あなたがリーダーとして開発した新商品を役員と重役全員にプレゼンすることになりました。役員室の前で待っているあなたにお母さんからケイタイに電話があって、お母さんは階段から落っこちて動けない、耳や鼻から血が出ている、とりあえず簡易ダイアルのあなたにかけたが、もうケイタイの電池がないので119番にはかけられないようだ。重役の秘書はあなたのチームに役員室に入ってくれと言う。あなたの同僚は若くてとても代わりにプレゼンできない。さあ、あなたはどうします?‘これはちょっと違法臭いのですが、この程度ならまあ許せるでしょう。ところが日本では権利濫用(Abuse)して、’お得意さんからデートに誘われたらどうします?‘とかニヤニヤ笑いで女学生に聞くおっさんがいるわけです。こういうオヤジはほとんど犯罪
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ばいありーたあくさん
ロシアンブルーさん>今の企業に求められている人材は「実務能力のある人」ですから、人間的な部分は軽視されつつある、と感じます。
実務能力だけを採否の基準にする企業は、総じて法令を遵守する意識が高くない企業が少なくない、という統計もあるみたいです。
全日を買収した某社にも、そういう臭いがプンプン....これ以上は自粛しますか(笑) -
しげどんさんがいいね!と言っています。
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ロシアンブルーさん
おっしゃる通りだと思います。
いじわるな質問にどう対応するかを見るという事は、
人柄のいい人より、要領のいい人を重視するようだから、
その社員も、その面接に受かる人も、そんな人だらけになりかねない。
何かうしろめたいことやっている拝金企業にありそうですね。
その会社長く続かないと思います。淘汰されます。入らなくて正解。