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2013/04/11 19:47
プロレスの話23( 小川直也)
毎度おなじみプロレスの話第23弾、今回は「暴走王」小川直也である。
実を言うとプロレスの話で小川を取り上げるかどうか、けっこう長い間迷っていた。
私の中では「プロレスラー」ではないからである。
少なくとも私が35年近く見てきたプロレスの範疇に小川直也という選手は入らない(-_-;)
「歯痒い柔道家」から「暴走王」「キャプテン・ハッスル」そして「小川道場の道場主」以上が私が知る小川直也の総てである。あえてもう1つ付け加えるとしたら「元JRA職員」くらいか....
それでも、敵対していた橋本真也と和解して「OH砲」を結成し、ZERO ONEやハッスルでプロレスラーとして活躍していた時期もあるし、一応はプロレスラーとして日記に書く次第である。
プロレスほど「信頼」が大事な格闘技はない。
対戦相手を負傷させずに観客に「痛み」や「力」を見せなければならないからだ。
すなわち「受け」である。
自分は相手の技を全て受け切る、相手も自分の技を全て受け切ってくれる、という信頼関係がなければプロレスは成立しない。
プロレスにとって「受け」とは必要条件であり、見せ場であり、美学でもある。
小川直也は「受け」という概念のないレスラーである。ハッスルに参戦して「ウケ」は身に付いたかもしれないが、プロレスの「受け」は全くもって身に付いていない。もしかしたら生理的に受け付けないかもしれない。
もしくは、師匠であるアントニオ猪木と佐山聡があえて小川に「受け」を叩き込まなかったのかもしれない。
当時、nWoジャパンを中心とするエンターテイメント路線を突っ走っていた新日本プロレスへのアンチテーゼとして...
猪木と佐山、2人とも天才であり、変人でもある。
私は小川を見ると「フランケンシュタイン」の話を思い出す。
言うなれば猪木がフランケンシュタイン博士で佐山が助手、小川が2人に作り出された怪物である。
小説のフランケンシュタインでは、怪物に新妻を殺された博士が、復讐のために逃走した怪物を何十年も追いかけるが、途中で力尽きて無念の死を遂げる。怪物の本心を知らずに。
アントニオ猪木は、いつか小川直也という怪物に息の根を止められるかもしれない。
もちろん、息の根を止められるのは猪木自身ではない、猪木の作り上げた「プロレス」そのものである。
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たかさんさんがいいね!と言っています。
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ばいありーたあくさん
のど輪だ田上!さん>こんばんは(^-^)コメありがとうございます。
小川もある意味天才なんですよ、格闘技の。
だからファンの気持ちがわからない(-_-;)
佐山聡にコーチされた、というのも小川にとっては悲劇でしたね。
プロレス界一の天才は佐山ですが、プロレス界一の変人も佐山ですから(苦笑)
橋本がプロレスラーとしての道筋を作ってくれていたのに...橋本を亡くしたことが小川にとって最大の悲劇でした。
去年の大みそかの藤田和之戦、あれはひどかった...完全にプロレスをなめきってましたね。
おまけに体はブヨブヨだったし.....
はっきり言って、もうリングに上がってほしくない! -
のど輪だ田上!さん
爆勝宣言を使うのはお前じゃないぜ!って。
しつこくて、すんません… -
のど輪だ田上!さん
プロレスファンとしては、ばいありーあくがいう通りプロレスラーとしては認めたくありませんね。
結局、対戦相手が一流で
たとえば三沢さんとか橋本さんとか、がいて初めてプロレスがやれたんだと思います。
橋本さんが亡くなって、小川が格闘技に出て入場曲に爆勝宣言を使っていた時に、ふざけるなと思いました。
そんな、かるいもんじゃないぜって。
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ばいありーたあくさん
ロシアンブルーさん>こんばんは(^-^)コメありがとうございます。
「目を覚まして下さい!」ってアピールしていましたけど、目を覚ましてないのは自分だってことに気づいてませんね、いまだに(笑)
プロレスというものは、ありとあらゆるものを取り込んで出来ているものですけど、小川だけは取り込めなかったですね。それとも、小川自身がプロレスを取り込んだと思っているのか...
いずれにしても、小川が目を覚ますことは永遠にないでしょう(-_-) -
ロシアンブルーさん
自分もVS橋本真也はドームにも見に行きましたが、
一言で言うと、『印象に残らない人』でありました。
真壁がヒールから一転IWGPを獲った時ものすごく人気が出たのとは
対照的だと思います。
長いこと見ている全日なり新日のファンを開拓できなかったですね。
ファンの求めているものと同じ方向ではなかったと思っています。