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2013/04/24 20:08

顕彰馬制度について(その2)

続きを書く。

現在は選出基準は特に無いが、2000年までは「競争馬としてはG13勝、種牡馬としてはG1勝ち馬5頭、繁殖牝馬としてはG1馬2頭を出した馬」という基準があった。

だが、2001年からは基準は無くなった。何故か?

2000年までの基準だと、サイレンススズカヒシアマゾンなどのG13勝未満の馬は選出される可能性がない。JRAの発展に多大な貢献をした馬がG1を3勝以上した馬に限定されるわけでないので、それじゃあ基準を撤廃して対象を広げよう。但し、過去20年内に活躍した馬に限定する、というように対象範囲を定めたのである。

しかし、はっきりとした基準を撤廃してしまったことで、「どういう活躍をした馬が顕彰馬にふさわしいか」という点が曖昧になった。

その結果、選出馬を選ぶ基準が「強い馬」「人気のあった馬」から「個人的な思い入れが強い馬」というふうに変わってきてしまったのだ。

誤解を恐れずに書くと、今の顕彰馬の選出投票は、単なる人気投票と化しているのだ。

久し振りに長くなったが、まだ書かなければならないことがある。次回へ続く。

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