2908件のひとこと日記があります。
2013/04/24 20:45
顕彰馬制度について(その3)
この回で終わり。
単なる「競争馬の人気投票」と化してしまった今の顕彰馬制度では、新たな顕彰馬が誕生する可能性は極めて低い、と言わざるを得ない。
「思い入れの強い馬」は人によって様々だからだ。
野球に例えるなら、「史上最高のプロ野球選手は誰か?」を決める投票を、各プロ野球チームのファンが行うようなものだ。
巨人ファンなら長嶋茂雄さん、王貞治さん、江川卓さんなどに票が集まるし、阪神ファンなら掛布雅之さん、広島ファンなら山本浩二さんというふうに自分の贔屓チームの選手に票を入れるだろう。「総投票数の4分の3以上」なんて基準なんか設けたら、絶対に誰も選出されない。
私はプロレスマニアだが、仲間内で「最強レスラーは誰か?」という議題で討論をしても、何日かかったって結論は出ない。みんな自分が一番好きなレスラーの名前を挙げるに決まっているからだ。
仲間内のあいだなら酒の肴にもなるが、顕彰馬を決めるとなるとそうはいかないだろう。おまけに対象馬は年々増えていく。顕彰馬が誕生する確率は低くなる一方である。
ここらへんで私の考えを述べる。
単なる人気投票なら、ファン投票にすれば良い。何百万票以上なら選出、という基準を設ければ顕彰馬にふさわしい活躍をした馬が自ずと選ばれる。素性のわからない「競馬報道」に携わる者どもが選ぶより、競馬を実際に支えている我々競馬ファンが選ぶほうが筋が通っている。
「それでは顕彰制度の権威が落ちる」とマスコミの連中は反対するだろうが、権威など、とっくの昔に地に堕ちている。ガタガタ騒ぐ必要はない!
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ばいありーたあくさん
Minoukoさん>こんばんは(^-^)コメありがとうございます。
顕彰馬制度という制度そのものが競馬界にとってはさほど意味を持たないものである、ということでしょう。元々は他のプロスポーツでいう殿堂に相等するものを設けて競争馬も「殿堂入り」させてあげよう、という趣旨で作られたものですが、設立当初から「記者投票」で決められたものですから、記者の心証次第で顕彰馬になれる馬となれない馬が決められる、ということが繰り返されてきました。
おそらくは現在の決め方が一番いい加減でしょう。こんな制度はさっさと廃止するか、抜本的な改定をして、ファンの目線に合った決め方にしないと、そのうち誰にも注目されなくなるでしょう(-_-;)JRAには誠意ある対応を求めます。 -
Minoukoさん
私もこのおふざけ投票制度にはあきれかえっています。ご指摘されているように、明確な基準がないからだったんですね・・・この制度のオッペケぶりは。顕彰馬を選ぶというアイデアはよいと思うのですが、なんで有識者じゃないといけないのか、なんでプレスが有識者なのか、さっぱりわからないです。きっと説明責任皆無のJRAの企画が受けを狙いいい加減に決めて疑義ありというのは分かってるけどそのまま放置しているのでしょう。仰るようにファン投票が一番納得できる方式だと思います。
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ばいありーたあくさん
カープインパクトさん>こんばんは(^-^)コメありがとうございます。
プロ野球のベストナインやゴールデングラブ賞も記者投票でしたね。
最近はそうでもないですが、昔はかなり権威主義にこり固まってました(-_-;)
王貞治さんが現役の頃は、他の選手がどんなに活躍してもベストナインの一塁手は王さんでした。理由は王さんが「球界の至宝」だからです。球界はかなり風通しが良くなったほうです。競馬界はいまだに悪しき伝統がはびこっています(>_ -
カープインパクトさん
こんばんは。
マスコミ大嫌いな僕としては大賛成です。
記者がそんなに偉いのか!?って思いますね。
プロ野球のゴールデングラブ賞もファン投票にしたいです。 -
ばいありーたあくさん
ぼう0508さん>こんばんは(^-^)コメありがとうございます。
記者投票=有識者投票とJRAが認識している、ということが間違いの元だと思います。
エルコンドルパサーが顕彰馬になかなか選ばれないのは、記者連中の間でパサーの評価が真っ二つに分かれている、というのが大きな要因ですが、これは国内のレースに出ていないのに年度代表馬に選ばれたことに反感を持つ記者がまだまだたくさんいる、ということです。
その馬の実績でなく心証で選ぶ記者がいる限り、次の顕彰馬が誕生することはないでしょう(-_-;) -
ぼう0508さん
全くその通りです。年度代表馬などJRA賞の選出と違い
比較できる材料のあるものではないので、どうしても記者による
「ファン投票」になってしまいますよね。
これは以前のように明確な基準を決めるか、ばいありーたあくさんの
言われる通りファンによる選出に変えるしかないでしょう。
顕彰という言葉の意味を考えたら(隠れた善行や功績などを広く知らせること。広く世間に知らせて表彰すること)選ばれなくてはおかしい馬がいっぱいいると思います。