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2013/04/26 22:13

「ツキ」という錯覚

競馬で万馬券を獲ったり、パチンコで大勝ちしたりした時はみんな「今日はツイてるぞ(^-^)」と思うであろう。逆に、財布を落としたり、いわれの無いことで誰かに怒られたりした時は「今日はなんてツイてないんだ(>_<)」と凹むであろう。

でも本当にそうだろうか?

「ツキ」という言葉を辞書で調べると「人間の力ではどうしようもない幸運」とある。
要するに「ツキ」とは「人間ではない何かの力が働いた結果、幸運が訪れる」状態のことであり、
その逆の状態が「不ヅキ」ということである。

それでは「ギャンブルで大勝ちすること」を「ツイている」というのだろうか?

パチンコやカジノ、競輪、競艇などは厳密に言うと違うと思う。全て人間が関わっているものだからだ。
パチンコ台は人間が作ったもの、誰かが設定した条件の下でやるものだ。(パチンコというやつは、言ってみれば数万個の数字が書かれているダーツのようなものである)
競輪や競艇は人間の作った乗り物を人間が操っているし、カジノなんか、それこそ人間と人間の争いであり、ディーラーのさじ加減次第でツキと不ヅキが分かれるものである。

じゃあ、競馬はどうだろうか?

サラブレッドとは人間が作った馬の品種であり、人間が鍛えてレースに出走させ、どの馬が勝つか、2着に来るか等を人間がお金を賭けた上でレースを行い、その結果によって儲ける人間と損をする人間に分けられる。それが「競馬」である。以上のことから考えると、競馬も他のギャンブルと同じように思える。

でも、本当にそうだろうか?

サラブレッドは人間が作ったものだが、「馬」そのものは違う。人間とはまるで違う生き物である。当然、馬には自分の意志があり、人間がいくら手をかけたって、100%人間の意志通りに動くわけではないのだ。「今日は走りたくないな」とか「今日ぐらいは一生懸命走るか」と馬が考えてもおかしくない。人間が馬の意志を完全に理解することなど不可能なのだ。

競馬に「ツキ」や「不ヅキ」があるとしたら、「馬自身の意志が働いた結果、予想されたこととは違うことが起こる」ということであろう。
もちろん、そういうことが起こる時には必ず前兆がある。天候とか馬場状態とか、馬の調子とかいったことで、ある程度予測はできるだろう。
去年の春天を思い出してほしい、あのレースで馬券を当てた人は、その前兆をちゃんと読み取ることができた人だ。

今年の春天はゴールドシップが断然の人気になっているが、レースは終わってみないとわからない。「馬自身の意志」が働いた結果、誰も予想し得なかった結末になるかもしれないのだ。

万が一そうなっても「ツイている」「ツイてない」で済ませてはいけない。必ず何らかの前兆がある。それを読み取れるかどうかの問題なのだ。

今年の春天は、何とか前兆を読み取って、馬券的中につなげたいものである。

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    2013/04/26 22:29 ブロック