2908件のひとこと日記があります。
2013/05/28 20:57
チャグチャグ馬コの話
岩手の郷土芸能「チャグチャグ馬コ」について書きたいと思います(^-^)
今年も6月の第2土曜日に行われるチャグチャグ馬コは、華やかな装飾に身を包んだ約100頭の馬が、盛岡市北部にある滝沢村の蒼前神社から盛岡市中心部にある盛岡八幡宮までの約12キロの道のりを約4時間かけて練り歩く伝統行事です。
チャグチャグ馬コの名前の由来は、馬が身につけている装飾品にたくさんつけられている鈴の音が「チャグチャグ」と聞こえるからだそうです。
チャグチャグ馬コで活躍している馬は主に滝沢村周辺で昔から飼われている馬で、体重が800キロから1トンほどの「重種馬」といわれている種類の馬が使われますが、もしかしたらサラブレッドもいるんじゃないか、と思われる人もいらっしゃるでしょう。
しかし、サラブレッドは基本的に使われません。ていうか、チャグチャグ馬コという行事は、サラブレッドには不向きな行事なのです。
チャグチャグ馬コでは、5歳くらいの子供を乗せて歩くのでサラブレッドでも可能だと思われるかもしれませんが、馬が身につける装飾品はすべて合わせると60キロほどになります。
「軽種馬」と言われるサラブレッドは、基本的に長い距離を移動することには不向きです。
チャグチャグ馬コの移動距離は約12キロ、これだけの長い距離を装飾品の重さと子供の体重、およそ70キロを背負って歩くのは、サラブレッドにとっては負担が大きすぎるのです(-_-;)
昔、ハードバージという馬がいました。
1977年の皐月賞馬ですが、この馬は種牡馬引退後に福井県内のある会社に譲渡されました。
功労馬として余生を送るためではありません。
観光用の馬車を引くためです。
くる日もくる日も馬車を引かされたハードバージは、日射病が原因で死んでしまいました。
馬車を引くという重労働で弱ってしまった彼に、日射病を克服するだけの体力は残っていなかったのです(>_<)
ただし、救われたことが1つだけありました。
彼の死をきっかけにして、各地に引退馬や廃用馬が余生を送るための牧場がつくられました。
現在でも、生涯を恵まれた環境の中で送れる馬は、ごく一部の活躍馬に限られる状況に変わりはありませんが、活躍できなかった馬にも幸せな余生を送れる環境が、少しづつではあるが整備されてきています。
ハードバージの死は、ムダではなかったのです。
-
ばいありーたあくさん
エアウメシュさん>こんにちは(^-^)コメありがとうございます。
大きさでいえば、ばん馬よりは少し小さいかな、というくらいですね。もちろんばん馬並みに大きい馬もいますが(^-^)
ゴールデンバージ、私も知ってます(^-^)
馬刺にされる寸前のところを調教師さんに救われて、復帰してから活躍した「中年の星」ですね(^-^)私も馬でいえば10歳以上の中年ですから、彼の存在には希望を感じてますよ(^-^)
まだまだ若い者には負けない! -
エアウメシュさん
チャグチャグ馬コはばん馬並みの大きさなんですね。
ハードバージ、皐月賞馬でもそんな扱いを受けてたとは・・・
ばんえいにゴールデンバージという馬がいました。
成績不振で一度は登録末梢、食肉処分される寸前に調教師さんに引き取られ2年降りにレースに復帰、14歳で勝利も納め昨年引退し今は種牡馬になったそうです。
すいませんバージ繋がりで思いだしたものですから〜 -
ばいありーたあくさん
くーこさん>こんばんは(^-^)コメありがとうございます。
ご指摘の通り、岩手の各施設は連携というものはほとんど取っていません(-_-)
経営母体がバラバラというのもありますが、何よりも各施設が遠すぎるんです。
例えば、滝沢から遠野までは車で2時間ほどかかるんです。同じ県内でありながら(-_-;)
交通アクセスの悪さが各施設の連携をうまくいかなくさせている大きな原因の1つであることは間違いないでしょうね(-_-;)
具体的な対応策がないのが歯がゆいです.... -
くーこさん
小岩井の歴史を紐解くまでもなく、岩手は馬産地でした。今でもチャグチャグ馬コのような行事や、競馬場が二つ、他にも遠野や滝沢などに馬関連の施設がありますね。
ただどれもバラバラに存在していて、今一つ盛り上がりに欠ける…
ギャンブルだけでなく、ホースセラピーなども話題の昨今ですから、もう少し連携して盛り上げても良い気がするんですが… -
ばいありーたあくさん
瑠璃玻璃さん>こんばんは(^-^)コメありがとうございます。
すみません、今日はクイズじゃないです(-_-) -
瑠璃玻璃さん
よ〜し 待ってました あれ? 今日は趣が違うのかな?
これはこれで大歓迎だけど (o-´ω`-)ウムウムw
こんばんわ 係長 鳥耕作です♪