2908件のひとこと日記があります。
2013/06/13 19:53
角居師は正しいのか!?
今週はまったりと「突然クイズ」を書いていこうと思っていたのだが、そうもいかなくなってしまった。競馬界では一大事が2つも起こってしまったから。
今日はそのうちの1つ、「角居勝彦調教師が2012年生産の競走馬の受け入れを断念」ということについて書いてみたい。
「世界のスミイ」として名高い角居師が2012年生産馬(現1歳)の受け入れを断念した最大の理由は、JRAが預託可能頭数の削減に踏みきったことへの抗議であることは、競馬ニュースで皆がわかっていることである。
この問題はいろいろな事情が複雑に絡み合っているので、安易に角居師を称賛することも批判することも、JRAを非難することもできない。
ただし角居師の行動には、はっきりしていることが1つある。
それは「自らの信念に基づいての行動である」ことだ。
角居師は今回のJRAの措置を「道理の通らない行為」と受けとっているのだろう。
もちろんJRAや競馬サークルが様々な問題を抱えているのは理解している。しかし「優勝劣敗」という競馬の大原則を覆してまで経費削減に走るJRAの措置は、競馬界に生きる者として到底受け入れ難い。自分たちは勝つためにあらゆる努力をしてきた。それを否定するような今回の措置には断固として抗議する。今回の受け入れ辞退は、角居師のそんな意志が感じられるのだ。
「預託可能頭数を減らされたからといって、安易に特定の馬だけを預かるのはファンや馬主から許される行為ではないし、自らのライフワークである障害者乗馬やホースセラピーの活動を進めていくうえで、道理の通らないことでもある」
角居師はこうも語っている。
角居師がこのような行動に出たのは「自らの信念を通すため」であり、厩舎スタッフや馬を預けている馬主等の合意を得たうえでの行動である。
角居師は筋を通すべきところは通したうえで行動している。それについては他人が簡単に批判するべきことではないだろう。
社会人として働いている人ならわかるだろう。
「自らの信念を通す」ことがどんなに困難なことであるか....
角居師が「ホースマンとして正しいか」は、まだ誰にもわからない。
しかし、角居師の行動は「人としては」絶対に正しい。
私はそう思う。
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ばいありーたあくさん
ぼう0508さん>こんばんは(^-^)コメありがとうございます。
社会人になるということは、「会社人」になるということ、1人の人間である前に、会社の一員であることを求められることも往々にしてあります。
しかし、「会社員である前に自分は人間である」という気持ちも強くあるわけで....
角居師の今回の行動は、人間としてどうあるべきか、どう生きるべきか、ということを考えさせられることでもありました。
ホースマンとしてもそうです(^-^) -
ぼう0508さん
こんばんは。
社会に出ると人として正しいことが
会社人としてはNGであることも多いですね。
かなり難しい事とは思いますが角居調教師の今回の行動が
ホースマンとしても正しいものと
受け止められる世界になって欲しいと思います。 -
ぼう0508さんがいいね!と言っています。