2908件のひとこと日記があります。
2013/06/23 22:04
栗毛馬の話5( ナリタトップロード)
栗毛馬の話第5弾、今回は1999年の菊花賞馬で、「渡辺薫彦のベストパートナー」でもあったナリタトップロードである。
強いけど脆い、そういう馬だった。
無類のスタミナを誇り、前からも後ろからも競馬ができる器用さかあったが、小回りコースと道悪が大の苦手で、中山コースでは1回も勝てなかった。
しかし、いつも一生懸命走るその姿は多くのファンを魅了し、本場馬入場の際はいつも一番大きな歓声を浴びていた。
この馬も「いつかきっと」と思わせる何かを持っていた馬だったのだ。
ナリタトップロードが完全に本格化したのは2002年、6歳の時である。
この年はG2を3勝、天皇賞(秋)でも2着に入っている。しかし、この年はある意味、ナリタトップロードには不運な年でもあった。
この年の秋は東京競馬場が改修工事に入ったため、秋の王道3連戦は全て中山競馬場で行われたのである。ナリタトップロードが一番苦手な競馬場で、である。
「いつかきっと」というファンの願いは叶わなかった。
結局ナリタトップロードはこの年限りで引退するのだが、実は引退レースは有馬記念ではなく香港ヴァーズになるはずであった。
ファン投票で1位になったので、急遽参戦を決めたのである。
有馬記念当日はあいにくの雨、ナリタトップロードは最後まで運に恵まれなかった。
結果は4着...しかしレースを終えたナリタトップロードにはファンからの惜しみない拍手が鳴りやまなかった。
その拍手の大きさは、勝ったシンボリクリスエスに贈られた拍手よりも遥かに大きなものであった。
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ばいありーたあくさん
msz-006さん>おはようございます(^-^)コメありがとうございます。
本当にそうですね(-_-)
サッカーボーイの後継種牡馬として期待されてたんですが... -
msz-006さん
ばいありーさん、こんばんは。
早逝が悔やまれる馬の1頭ですね。もう少し産駒の活躍を見てみたかった…(--#) -
ばいありーたあくさん
littlelordfauntleroyさん>はじめまして(^-^)
こんばんは、コメありがとうございます。
2002年の春天と秋の王道3連戦は、なぜか天候に恵まれずに道悪で行われましたね。
良馬場だったら勝ち負けだったろうな...と思うと、残念なものがあります(-_-) -
こんばんは、はじめまして。
渡辺薫彦とナリタトップロード、大好きなコンビでした。
たらればですけど、春の淀の馬場が今ぐらい固かったら、天皇賞を勝ててたのかなぁと勝手に思っています。
犬と馬はいいですよねww