イサオ！イサオ！！イサオ！！！

先日、知人男性に対する暴行容疑で逮捕された岩手競馬の菅原勲調教師が謝罪会見を行ったことは、当サイトのニュース等で皆さんはもうご存じであろう。

被害男性とは示談が成立しているそうで、菅原師が刑事罰に処される心配はなくなったと考えて良いだろう。まずは一安心である。

しかし、大変なのはこれからである。

岩手競馬の関係者、というより「岩手競馬の顔」と言うべき存在である菅原師が不詳事を起こしたことに変わりはない。今回の件が岩手競馬のイメージを著しく悪くしてしまった、ということが問題なのだ。

考えてみて欲しい。競馬ファンだが岩手競馬には詳しくない、という人に「岩手競馬と言えは？」と聞いてみたら「メイセイオペラ」と「菅原勲」と言う答えがまず出てくるであろう。

ＪＲＡで例えるなら、武豊が逮捕されたようなものである。それくらいの一大事なのだ。
幸いなことに被害男性が軽傷で済んだこと、菅原師が誠意を持って対応したことで事態は収束の方向に向かっているが、最悪の場合は永久迫放される可能性もあったのだ。

おそらく菅原師は一定期間の謹慎処分（調教師免許の停止）を受けるであろう。期間はそう長くはならないだろうが(-_-)

彼にとって本当に厳しいのは、処分が明けた後でである。すべてーからやり直さなくてはならないのだから.....

私は今の時点で彼に「これから大変でしょうが、頑張ってください」とか「応援しています」とか言うつもりはない。
今はどんな励ましの言葉も彼にとっては重荷でしかないからだ。菅原勲は誠実で真摯な男である。
周囲やファンの気持ちは痛いほどわかっているはずだ。私はこれ以上彼に言葉という重荷を背負わせたくはない。

私にできることは、菅原勲厩舎の馬がレースに出走したら、馬券を買って応援することだけである。競馬に関わる者を励ます方法は、これ１つしかない。