2908件のひとこと日記があります。
2013/09/17 20:48
「倍返し」の話
「半沢直樹」とかいうドラマが大人気らしい。
私は一回も視たことがないのであらすじはよく知らないが、銀行員である主人公が銀行内外に次々と現れる「敵」と対峙していくドラマらしい。
「敵」から攻撃された主人公が「倍返しだ!」とか言って対抗手段を取るのだそうだが、たとえば「水戸黄門」のような勧善懲悪モノのドラマと考えたら良いのだろうか?(これについては、視ている方のご意見を一度伺ってみたい)
視ていない私が言うのも変だが、会社員が社の内外からの「敵」に攻撃されたからといって、すぐさま「倍返しだ!」と反撃に移ることは少々難があるのではないだろうか?
「半沢直樹」の主人公は銀行員なので、普通の会社員とは少々勝手が違うかもしれないが、例えばある会社員が上司から理不尽な扱いを受けた(または、理不尽な扱いをされたと思った)とする。その会社員はすぐに「倍返し」することができるだろうか?答えは「No」である。
「倍返し」できるだけの条件を満たさなければならないからだ。
まず、上司から受けた「理不尽な扱い」が法律や社則などに違反していることを証明しなくてはならない。それを証明することが「倍返し」だろうと思われるかもしれないが、相手は上司である。「倍返し」するということは上司を敵と見なして攻撃する、ということである。個人でそれを行うのは難しい。よほど理解のある別の上司や役員でもいれば話は別だが、職を失う覚悟が無ければ無理である。運良く「倍返し」が成功して上司を懲らしめたとしても、大抵はその後で「報復人事」の憂き目に合う。もっともらしい理由をつけられて閉職に追いやられるのがオチなのだ。そうなってしまえば後はケツをまくって逃げるしかない。
ドラマで「倍返し」が成功するのはあくまでもドラマの中の出来事だからだ。実社会で「倍返し」を成功させるには全てを失っても構わないくらいの覚悟がいるのである。
「半沢直樹」が大人気なのは、実社会では「倍返し」したくてもできるわけがない、できないのならせめてドラマの中の「倍返し」で主人公が「敵」を懲らしめるのを見てスカッとしたい、という気持ちで視ている人がたくさんいる、ということであろう。
ここまで長ったらしく「半沢直樹」のことを書いてきたが、じゃあ一度視てみようかとは思わない(笑)だって、日曜の夜はCSで「NFL」を視てるから(笑)
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ばいありーたあくさん
ロシアンブルーさん>こんにちは(^-^)コメありがとうございます。
何だかんだ言っても会社って、カのある者が勝つんですよ。正義が勝つのではなく勝った方が正義、そして勝った方は自らが有利になるようにルールを決めていくんです(-_-)
「相棒」や「科捜研の女」みたいに論理的もしくは科学的に敵を追い詰めても最後は権力にヤラれてしまう。これが現実です。
「相棒」はリアルにこういうことがあったらどうなるのか?というところも描いてますから、余計に面白い(^^)私も良く視てますよ。 -
ロシアンブルーさん
自分も見ていませんね
地上波ドラマはテレ朝しか見ませんから(笑)
サラリーマン社会だと
正義は勝つとか正論で論破できるとはならないことが多いから
こういう作品が受けるんでしょうね
相棒と科捜研の女は楽しみにしています -
たかさんさんがいいね!と言っています。