拙攻野郎Ｂチーム（その３）

（写真の定食は東武東上線上板橋駅から徒歩１分のところにある洋食屋さん「キッチン ホワイト」のＢ定食ですが、本文とは一切関係ありません）

私たち５人は該当地区に到着すると、早速データ再収集を開始した。

私「それじゃあ仕事の割り振りをします。ミウラとイワタさんは（地図を見せながら）こことここのデータ取り、シバタさんとハラダはこことここのデータ取りをお願いします」

シバタ「ばいありー君は？」

私「オレはデータの集計と書類作りをします」

ハラダ「俺たち、データの取り方わからないんですけど。あと機材の使い方も」

私「やり方はこの手順書を見ながらやってくれ。操作は簡単だからすぐに覚えるよ」

イワタ「ようし、じゃあやるか」

私「お願いします」

ミウラ「あのう....ばいありーさん」

私「ん？何だ？」

ミウラ「データの集計、俺にやらせてくれませんか？」

私「お前、集計のやり方知らねえだろ？」

ミウラ「教えてください」

私「.....どういう意味だ？データ取りはやりたくねえってか？」

ミウラ「俺、今朝から腰が痛くて....あんまり動けないんス」

私「.....ほう(-.-)、嫁とヤリ過ぎてか？」

ミウラ「違うっスよ！息子に頼まれて、野球の練習に付き合ったんスよ。うちの息子、硬式野球やってて....」

私「......」

ミウラ「お願いしますよ、ちゃんとやるから！」

私「.....お前､帰っていいわ(-_-)」

ミウラ「ばいありーさん！」

私「みんなお前のために休みをつぶして出てきてくれたんだぞ。お前が責任感じてんならそんな泣き言なんか間違っても言えねえはずだ。それなのにお前、真っ先に泣き入れやがって（怒）
お前がデータを消したのも不注意なら息子と野球やって腰痛めたのも不注意だ。
そんな注意カのねえ奴にデータ集計なんか任せられるか！とっとと帰って寝てろ！」

ミウラ「責任感じてるから痛くても来たんだよ！わかったよ、データ取りやりゃあいいんでしょ、やるよ！」

私「やらなくていい！イワタさん！このガキ連れて会社に戻ってくれ！」

イワタ「待てよばいありー、お前の言ってることは間違ってないけど、もうちょっとミウラの気持ちも考え....｣

私｢動けねえ奴に居られても邪魔なだけだ。困るのはオレじゃなくてアンタだぞ！」

イワタ「俺の心配はしなくていい。このガキのことも俺が面倒みる。だからここは俺に任せてくれや。頼む、ばいありー」

私「ようしわかった。アンタに任せる。ただし、少しでも作業に支障が出たら速攻で帰らすからな！」

イワタ「わかった。ついでにもう一つ頼まれてくれ」

私「何だ？」

イワタ「薬局に行って湿布を買ってきてくれ」

私「了解した。アンタ達は作業に入れや」

イワタ「.....頼む、おいミウラ、歩けるか？肩貸してやるから」

ミウラ「.....自分で歩ける！」



初っぱなから大荒れの展開になってしまった(-_-)
その４に続く。