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2013/09/22 19:56
栗毛馬の話6(オレハマッテルゼ)
今日は神戸新聞杯を3連単2頭軸マルチで仕留めたのでちょっとばかりのプラス収支をあげることができた(^^)
盛岡は全敗だったので全体の収支はマイナスだが(苦笑)
今日は久しぶりに栗毛馬の話を書く。
第6弾は2006年の高松宮記念の勝ち馬、オレハマッテルゼである。
この馬の馬名は石原裕次郎主演の映画「俺は待ってるぜ」からとったものだが、映画のことを知らない人や若い競馬ファンなどからは「俺、ハマッてるぜ」という意味だと受けとめられていた。
これについて馬主の小田切有一氏は「俺は待ってるぜ」と「俺、ハマッてるぜ」のどちらの意味もある、と語っている。好きな方で呼んでくれればOK、ということであろう。
この馬はデビューからずっとマイル前後の距離を走っていたが、イマイチ勝ち切れない競馬が続いていた。言ってみれば「善戦マン」であった。
G1奪取に成功した2006年舂シーズンも、東京新聞杯2着、阪急杯3着と好走するも勝ち切れない競馬が続いていた。
「距離はもっと短い方がいいのでは」と考えた陣営は次走に春のスプリント王決定戦、高松宮記念を選択した。これには東京新聞杯から手綱をとってきた柴田善臣の進言もあったそうだ。
そして迎えたレースでは、第4コーナーを出るまでは中団に位置してレースを進め、直線に入ってから鋭い末脚をくり出して先頭に立ち、ゴール手前でのラインクラフトの強襲をわずかに凌いで、見事にG1奪取を成し遂げたのである。
鞍上の柴田善臣は、同じく高松宮記念でG1を奪取したキングヘイローの産駒を同じ舞台で勝利に導いたのである。
オレハマッテルゼは現在は種牡馬となっているが、産駒で活躍しているのは今日のオールカマーにも出走したハナズゴール1頭だけと、やや物足りない成績に甘んじている。
リファール系の種牡馬としては、日本では貴重な存在となりつつあるオレハマッテルゼの種牡馬としての一層の活躍を期待してやまない今日この頃である。