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2013/10/05 18:18
邂逅(第49回毎日王冠・前編)
明日の東京メインは毎日王冠なので、今日は「思い出に残る毎日王冠」というより「史上最高のG2」と言われる第49回毎日王冠(1998年10月11日)のことについて書いていこうと思う。
このレースが「史上最高のG2」といわれる理由はただ1つ、競馬史上に残る活躍をした3頭が直接対決した最初で最後のレースだからである。
単勝1番人気はサイレンススズカ
前走の宝塚記念で初G1制覇を成し遂げた「史上最高の逃げ馬」
2番人気はグラスワンダー
前年の朝日杯をほとんど追われることなく圧勝した「栗毛の怪物」、故障からの復活を目指す
3番人気はエルコンドルパサー
グラスワンダー不在のNHKマイルCを完勝した「無敗のマル外」
*他の出走馬については特に書かない。馬柱を見ていただきたい(*_*)
当時は天皇賞は外国産馬の出走は認められていなかったうえに、サイレンススズカは距離適性の問題からジャパンカップには出走しないのではないかと言われていた。(後になって出走する予定であったことが明らかにされたが)
だからこの先上記の3頭が直接対決する機会が巡ってくることはないだろう、というのが大方の意見であり、このレースが3頭の「最初で最後の」揃い踏みである、と誰もが思っていた。
(実際にそうであった)
このレースが「史上最高のG2」と呼ばれ、当日は東京競馬場に約13万人もの観衆が集まったのには、そういう背景があったからである。
後編に続く(*_*)