2908件のひとこと日記があります。
2013/10/05 19:58
邂逅(第49回毎日王冠・後編)
続きを書く。
G2としては史上空前の盛り上がりを見せた第49回毎日王冠ではあったが、レース自体はあっけないものととなった。
1番人気のサイレンススズカがスタートで先頭に立つと1000m57秒7という超ハイペースで飛ばし、直線に入っても脚色は衰えずにそのまま1着でゴール、2着エルコンドルパサーとは2馬身半の差をつける完勝であった。
エルコンドルパサーは上がり3Fで最速タイムを出して追い上げたが、勝ったサイレンススズカもほぼ同じくらいの上がりタイムで走破している。これではお手上げである。
グラスワンダーは3角過ぎからマクリ気味に上がっていったが、強引な仕掛けが祟って直線入口で脚を失くし、5着に入るのがやっとであった。
(グラスワンダーの名誉のために補足しておくが、サイレンススズカを負かしにいく競馬をしたのはグラスワンダーだけである)
勝ったサイレンススズカの鞍上、武豊はレース終了後に愛馬をゆっくりと外ラチ沿いに誘導し、G2では異例のウイニングランを行っている。
サイレンススズカがカを存分に見せつけて勝ったことがよほど嬉しかったのであろう。
「史上最高のG2」はこうして幕を閉じた。
サイレンススズカに死角なし、皆がそう感じるレースであった。
3週間後に悲劇が待っているとは誰も思わずに...
2着エルコンドルパサーは次走ジャパンカップでスペシャルウィーク以下をカでねじ伏せて、翌年の凱旋門賞では「勝ちに等しい」2着に入った。
5着グラスワンダーは同年の有馬記念を制して復活し、「グランプリ3連覇」の偉業を成し遂げた。
今でも疾走する姿がファンの脳裏に鮮明に焼き付いている3頭の名馬が「邂逅」したレース、それが第49回毎日王冠である。
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ばいありーたあくさん
msz-006さん>こんにちは(^-^)コメありがとうございます。
私的にはランニングゲイル=武豊なんですよね(-_-)
弥生賞を勝った時は「春のクラシックはこの馬で決まりだろ」と思ったんですが....(-_-;) -
ばいありーたあくさん
やまさとさん>おはようございます(^.^)コメありがとうございます。
サイレンススズカは種牡馬としても活躍できたでしょう。ノーザンダンサーの血が入っていましせんから、当時ゴロゴロいたノーザンテースト産駒の繁殖牝馬と配合できるし、同じような状況にあったアメリカで種牡馬入りすることもできたでしょう。
ライスシャワーは生産者サイドが見向きもしなかったので現役を続けざるを得なかったんですが.....
好きな馬の順位って、そう簡単には変わりませんよ。ただ強ければいいってわけじゃありませんからね。
だから私は「エルコンドルパサー最強説」を今だに信じてるんです(^^) -
msz-006さん
ランニングゲイル…
鞍上 柴田善臣
なんか似合うなぁ(笑)
話題とは別のトコロで懐かしく思い出しました(^^)v
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やまさとさん
やまさとです!
僕の好きな馬1、2位(甲乙つけられない・・・)は
サイレンススズカとライスシャワーです。
馬券で儲けさせていただいたこともありますが、
どちらも強い時期に不運(予後不良)の結果でしたから印象に残り過ぎており、好きな馬3位以下は大混戦(他の多くいる名馬や活躍馬は普通に好き、ディープやオルフェは10位くらいかな?)ですかねえ?
もしそのまま種牡馬になっていたならば、それなりの活躍馬が居たと想像されとても残念なのですが、今となっては予後不良となり現役時のまま皆の脳裏に記憶されているのでしょから、それはそれで結果良しかも。
今後も好きな馬の順位は変わらないような気がします。 -
ばいありーたあくさん
やまさとさん>私はエルコンドルパサーの単勝にドカンと行って玉砕しましたよ(苦笑)
4角でサイレンススズカと後続との差が詰まった時は「いける!」って思ったんですがね(-_-)
天皇賞の時はテレビで見てたんですが、3角過ぎでサイレンススズカが失速して外ラチの方へ向かっていった時の観衆の悲鳴とどよめきは今でも耳に残ってます(-_-) -
やまさとさん
やまさとです!
穴党のやまさとですら、サイレンススズカには一目置いていたよ。
たしかこのレースの馬券は
サイレンスから、グラスとエルコンドルへの馬連2点買いでいきましたよ。
でも次走の秋天では悲しい結末になるとは・・・。 -
ばいありーたあくさん
スーパーやっちさん>ご無沙汰しております。コメありがとうございます(^.^)
まさにおっしゃる通り、「このレースを見ずに死ねるか!」と言ってもいいほどのレースでしたね(^-^)
サイレンススズカと言えば、「超ハイペースで飛ばして後続をチギる」というのがそれまでの勝ちパターンでした。このレースも基本的にはそうです。前半1000mが57秒7ですから。でもこのレースはちょっと違う、3角過ぎで息を入れて直線に入ってから二の脚を使う「溜め逃げ」をやっている。普通1000m57秒台で飛ばしたら溜め逃げなんてできませんよ(・・;)
まさに「テン良し、中良し、終い良し」を地で行く競馬でした。
競走馬に「理想形」があるとしたら、それに最も近づいたのがサイレンススズカなのではないでしょうか(^^) -
スーパーやっちさん
ばいありーたあくさん、こんばんは。スーパーやっちです。
今週は、毎日王冠ですね。私は今年は、自身の日記に当該週の重賞の回顧録を書いてます。その毎日王冠の印象的なレースとして書かせていただいたのが、この1998年のレースです。
大袈裟ですが、『このレースを見ずに死ねない!』と思えるほどのレースと思いました。
何せ、サイレンススズカが出るレースで姑息(?)なスローペースなど絶対に無い上に、限界レベルまで確実に求められる程にレベルが上がるのをほぼ100%期待出来たからです。
もう15年が経つのですね。懐かしいですね。 -
スーパーやっちさんがいいね!と言っています。
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ばいありーたあくさん
BKB大当り!さん>こんばんは(^-^)コメありがとうございます。
グラスワンダーも「いいね!」ですが、サイレンススズカもエルコンドルパサーも「いいね!」です(^-^)