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2013/10/21 18:25
プロレスの話28(私的プロレス総論)前編
(はじめに)
久しぶりにプロレスの話を書きますが、私は個人的に「プロレスの話=ばいありーたあくの専売特許」だと思っています。
だから今回に限り「ばいありーたあく」として日記を書かせていただきます。どうかご了承のほどを(*_*)
* * * * *
久々にプロレスの話を書く。
今回は今までのような1人の選手についてではなく、「私的プロレス総論」と題して「プロレスとは何ぞや」ということについて個人的な考えを述べさせていただくことにする。
まず最初に書いておかなければならない。
「プロレスにはBOOK(筋書き)がある」
以前は「プロレスとは真剣勝負である」と全てのプロレスラーが主張していた。
でも、そんなことは嘘っぱちで、本当は誰かが書いた筋書きのもとにプロレスラーたちは「真剣勝負」をファンに見せてきたのである。
プロレスが衰退している一番大きな理由は、そのことが日本中にバレてしまった、ということなのである。
プロレスのマッチメイカーのことを「ブッカー(BOOKER)」とも言うが、ブッカーとは元々「脚本家」という意味である。
つまり、プロレスの試合は「ブッカーが考えた筋書きの通りに選手がファイトする」というスタイルで進行していくのである。
ここでもう1つ書いておきたい。
「BOOKと八百長は違う」
プロレスに興味のない人、嫌いな人が必ず口にするのが「プロレスって所詮八百長だろう」というセリフである。
「プロレスに筋書きがあるんなら誰が勝つのかもあらかじめ決まってるんだろ、そういうのを八百長って言うんだ」
正論である。普通の真剣勝負ならそうだ。
でもプロレスでいう「真剣勝負」とは、一般の方々が考えているものとは少し違う。
普通の真剣勝負とは「たとえ相手が大ケガしようが死のうが知ったことじゃない。勝つことが全てである」ということである。
プロレスで言う真剣勝負とは「相手がどんな技を繰り出そうが全て受け切ってみせる。相手の全てを受けてから自分の技を全て相手にぶつける。技とカと心を徹底的にぶつけ合って、最後に立っている者が勝者だ」というものなのである。
その「プロレスで言う真剣勝負」を演出するのがブッカーの役目である。
だから「BOOKと八百長は違う」のである。
どちらが勝つかわからなくするのがBOOKで、真剣勝負だと観客を欺くのが八百長である。
この点が決定的に違う。
(残念ながら例外もあるが...)
書いているうちに気持ちが入りすぎてちょっと疲れた(苦笑)
後編に続く。悪しからず(*_*)