2908件のひとこと日記があります。
2013/11/26 20:57
もしもの話
毎週火曜の岩手ネタ...ですが、今回はちょっと趣旨からは離れます。
岩手には「白金豚」というブランド豚の品種があります。
「プラチナポーク」という通称で全国のレストランなどに卸されています。
この「白金豚」の名前は宮澤賢治の童話「ブランドン農学校の豚」に出てくる豚から取ったものですが、今日書きたいことはこの「ブランドン農学校の豚」についてなのです。
物語のあらすじはこうです。
農学校で人間の言葉を理解し、話せる豚が飼育されていました。
農学校の生徒たちは鉱石のようなもの以外はすべて自分の体に脂肪として取りこんでしまうその豚を(触媒としての)白金になぞらえていました。
豚はそのことを誇らしげに思いながら、幸せに暮らしていました。
ある時、家畜を殺すときはその家畜から死亡承諾書を取らなければならないという取り決めができました。
農学校の校長は農学校で飼育されている家畜である豚に「農学校の豚に対する恩」を声高に主張して、死亡承諾書に印を押すことを迫ります。
豚は「決められた日時に自分が殺される」ことに恐れおののきながらその日が来るまで苦悩し続けるのです。
宮澤賢治の童話には「死」を克明に描いている物が少くなくありません。
「銀河鉄道の夜」や「グスコーブドリの伝記」でも主人公や重要な登場人物が死に直面します。
「ブランドン農学校の豚」はその中でも特に残酷に「死」というものを克明に描いています。
宮澤賢治は「死」を描くことで「生」の尊さを伝えようとしたのです。
(晩年の賢治はベジタリアンでした。これは生の尊さを重んじる賢治の生き方の表れでした)
ここから先は「もしもの話」になります。
賢治の童話のように人間の言葉を理解し、話せる競走馬がいたとします。
その馬はレース中に故障して、獣医から「予後不良」を言い渡されました。
その馬は私たちに何を伝えるでしょうか?
痛みに耐えかねて「お願いだから楽にしてください」と懇願するでしょうか?
「俺は死にたくない!助けてくれ!」と訴えるでしょうか?
サイレンススズカなら?
ライスシャワーなら?
フミノイマージンなら?
彼らは私たちに何を語るでしょうか?
答えなどありませんが、考えてみてください。
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とうけいにせいさん
oxosanさん>こんばんは(^_^)「いいね!」ありがとうございます。
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とうけいにせいさん
やまさとさん>私が器用に使えるのはチェーンソーだけですよ(爆笑)
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oxosanさんがいいね!と言っています。
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やまさとさん
そうなの…(*_*)
トウさん、器用な感じがしたから、絵も自分で描いたんかなあって…… -
とうけいにせいさん
キンチャさん>こんばんは(^_^)「いいね!」ありがとうございます。
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とうけいにせいさん
的場とボンちゃんさん>こんばんは(^_^)コメありがとうございます。
すいません(-_-;)
水沢の艮馬場並みに深くて重い話なのに、焼豚の写真なんか貼っちゃって...
日記のupの仕方に問題がありました。
反省しております(-_-;) -
キンチャさんがいいね!と言っています。
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的場とボンちゃんさん
深いよ〜。話が深いよ〜(°Д°)
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とうけいにせいさん
やまさとさん>こんばんは(^_^)コメありがとうございます。
私にこんな画才はないです(苦笑)
某大学の美術研究会のHPに載ってたのをお借りしてきたんですよ(^-^ゞ -
やまさとさん
やまさとです\(^_^)/
ミヤザワの絵は誰が描いた?
トウさん?
いいタッチで描かれてますなあ♪