雪道の話

今回は雪道についていろいろ書いていきます。

私の住む岩手県の内陸部は雪の多い地域ですので、今は毎日雪道を車で走って通勤したり買い物に行ったり競馬場に行ったりしています。
特に今年は例年の倍くらいの積雪量で、私の地元では平均で１ｍほどの積雪が、今年はもう２ｍ以上積もっております。当然ながら道路も高速道路を除いた全ての道路が雪道であります。

雪道、といっても様々な種類の雪道がありまして、主だったものを挙げてみますと

１）圧雪路（雪が車のタイヤ等で踏み固められた状態になっている道路）

２）凍結路（路面全体が氷で覆われている状態になっている道路）

３）路面がシャーベット状になっている道路

４）凍結路がタイヤチェーン等で削られて凹凸ができている道路

以上の４つのタイプが挙げられますが、運転歴２５年の私が思うに、車で走っていて「危ない」と感じるのは３と４ですね。

まず最初に覚えておいて欲しいのは「車は氷でなく水でスリップする」ということです。
１と２は路面に水は浮いていませんので、ハンドルとブレーキの操作を誤らなければまず車はスリップしません。

怖いのは３、路面に氷と水がある状態なんです。

運転免許を持っている人は分かると思いますが、車がスリップする原因はハイドロプレーン（タイヤと接地面の間にできた水の膜が原因でタイヤが路面から浮いてしまう状態）が最も大きなものです。
路面がシャーベット状になっている道路ではスピードを出しすぎたりブレーキの操作を誤ったりすると、ハイドロプレーンが起こりやすい状態に陥るのです。

４の場合は、はっきり言って最悪です。
簡単に言うと路面が洗濯板の状態になってますから、とにかくハンドルをとられやすいんです。
路面の氷が乾いていればまだマシですが、中途半端に氷が溶けた状態だと最悪というより危険です。
車がコントロール不能な状態になってしまうことが普通に起こりうるからです。

そんな危険がいっぱいの雪道を私は普段どういう風に走っているかと言うと､以下に挙げることを心がけています。

１）スピードはとにかく控え目（路面状態は関係なく）

２）下り坂では極力エンジンブレーキは使わない（スリップの原因になるから）

３）ＡＢＳはあてにしない（正しいブレーキ操作を身につけておかなければ、いざという時にブレーキ操作を誤ってしまうかもしれない）

４）カーブを曲がるときは、カーブの入りロまでに減速を終わらせておく（カーブの真ん中でブレーキを踏むのは危険）

雪道に限らず、車を運転する時は「安全運転」が鉄則です。 スピードの出しすぎや乱暴な運転は事故の元、絶対にやめましょう(*_*)