ｎプロ会報Vol.12

全国８０００万人のプロレスファンのみなさん、こんばんは(^^)ｎプロ会報Vol.12をＵＰします。

今回のネタはこれです。

（１）よくわかるアングル語講座

プロレスには「アングル」という隠語があります。
簡単に言うと「仕掛け、演出」という意味で、試合を盛り上げるために様々な形で行われます。

もっとも一般的なアングルに「遺恨アングル」というものがあり、対戦相手を挑発したり事前に襲撃したり、仲間を裏切ったりする形のアングルです。
タイガー・ジェット・シンの猪木襲撃事件、大仁田厚ＶＳターザン後藤の電流爆破マッチに伴う数々の抗争劇、橋本真也が小川直也をＬＡで襲撃して負傷させたことなどが代表的な遺恨アングルです。

最近、Ｗ−１でレスラー兼マッチメーカーをしている征矢学が盛んにＺＥＲ０−１を挑発し、「この腐れ団体が！」などと罵詈雑言を浴びせていますが、これなんか典型的な遺恨アングルです。

ここで征矢選手とＺＥＲ０−１の小幡優作選手のやりとりを書いてみます。

征矢「ＺＥＲ０−１はもっと常識を勉強しろよ！この腐れ団体が！今度ウチの○○（選手）が相手してやるよ、○○なら丁度いいだろ！」
小幡「ＺＥＲ０−１にケンカ売ってタダですむと思うなよ！このケンカ、小幡優作が買った！」

表面上はケンカの直前のようなやりとりですが、額面通りに受け取ってはいけません。
裏には別の意味があるのです。
Ｗ−１もＺＥＲ０−１もちゃんとした会社組織です。常識で考えて、取り引き先の会社を「腐れ団体が！」などと罵る会社員などこの世にはいません。
罵りあっているように見えて、実は商談をしているのです。（もちろん、裏ではちゃんとした交渉を行なっています）

上記した罵りあいが本当はどんなやりとりなのか、訳したものを書きます。

征矢「ＺＥＲ０−１様におきましては、平素より格別のお引き立てを賜りまして、誠にありがとうございます。今度の試合で弊社の○○を御社に派遣いたしますので、何とぞ宜しくお願い申し上げます」

小幡「○○様派遣の件、承知いたしました。○○様の対戦相手は私、小幡優作が務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」

これがこのやりとりの真意です(*_*)

簡単に言うと、他団体を口汚い言葉で挑発するのは取り引きの周知と段取りをするためなんです。
だからこの手の挑発は日本語としてそのまま読んではダメです。言うなれば「アングル語」という別の言語なのです。

アングル語を知ればプロレスの奥深さがわかります。みなさん、がんばってアングル語をマスターしてください(^o^)

（２）６・８小橋健太プロデュース興業「Future Dream 1｣について

６月８日、後楽園ホールで小橋健太プロデュース興業「Future Dream 1｣が行われます。
プロレス引退後はコメンテーターとして精力的に活動する小橋さんが注目している選手を集めて行う一大イベントです。今回は日本テレビが全面的にバックアップしており、Ｇ＋で６月１５日２３時３０分から４時間にわたってノーカット放送されることが決定しています(^^)なお、当日は小児ガン撲滅のための慈善活動も行われます(^^)