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2014/05/01 21:05
Road to Longchamp
もうすぐ春の天皇賞が開催されますが、今日は少し先のことを書こうと思います。
栗東・須貝尚介厩舎に所属するゴールドシップ、ジャスタウェイ、レッドリヴェールの3頭が凱旋門賞の1次登録を済ませたことが明らかとなりました。
陣営がすでに再挑戦の意向を表明しているキズナと吉田勝巳氏が挑戦に意欲を見せているハープスターと、あわせて5頭のG1馬が今年の凱旋門賞に出走する可能性が出てきたということになります。
このうち、距離適性に疑問符がつくジャスタウェイが参戦するかどうかは不透明ですが、他の4頭は順調にいけば今年の10月にはロンシャン競馬場のターフに姿を現すこととなるでしょう。
順調にいけば、というのは次のレースでいい結果を残すというのも含まれます。
キズナ、ゴールドシップの2頭は春の天皇賞、レッドリヴェールはダービー、ハープスターは(おそらく)オークスに出走します。
もしもここでいい結果が出なかったら凱旋門賞挑戦のプランは白紙に戻るといってもいいでしょう。
各陣営とも負けられないレースになります。
レッドリヴェールがダービーに出走することを陣営が表明した時に「ハープスターから逃げた」という内容の書きこみが当サイトの掲示板に多数見受けられたらしいですが、普通に考えると牝馬がダービーに出走すること自体が一か八かの賭けのようなもの、勝算がなければ出走などしないでしょう。
レッドリヴェールは凱旋門賞出走を見すえてダービーに挑戦するのだと思います。
ハープスターはオークスでは勝って当たり前といっても言いすぎではないでしょう。それだけ他の馬とは実力が違います。
キズナとゴールドシップが出走する春の天皇賞ですが、今年も京都コースは超高速馬場、両馬にはいい結果を求めると同時に脚元に異常が起こらないことを強く望みます。
昨年レコードで勝ったフェノーメノがその後故障を発生して秋シーズンを棒に振ったことを考えてもレース後の脚元の状態には不安を覚えざるを得ません。できることならば一雨降ってほしいところですが、こればかりはお天道様の機嫌しだいですね(苦笑)
今年の10月には1頭でも多くの日本馬がロンシャン競馬場のターフに降りたってくれることを希望してやみません。
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広瀬北斗さん
おっしゃる通りで,総研と馬場造園課の方を招き,小島友実さん等が進行する形式です。データ等には出典は併記されており海外事例に関しては,関連学会の発表分であったかと思います。
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とうけいにせいさん
広瀬北斗さん>穿った見方ですが、広瀬さんが愛読なさっているブック誌に載っているデータを提供しているのはJRAですよね?
それならば数字などどのようにでも変えられますよ。
JRAが真実を隠蔽しているとは言いませんが、JRAが自らに都合の悪いデータを公表していない、ということは誰にも否定できないことです。
真実は闇の中にあるんです。 -
広瀬北斗さん
そうでしたか。たまたま私が毎週購入しているブック誌ですと,微妙にニュアンスが異なっていたため(故障発生率を場面分け等),すんなり受け入れられたのかもしれません。この辺は当然JRAの本意もありますが,媒体の編集力も関わります。ブック誌はオブラートの包み方がうまかった,または私がコロッと額面通り受け取り過ぎたのかもしれませんね。
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とうけいにせいさん
広瀬北斗さん>おっしゃることはもっともです。
JRAがオーバーシードの技術を開発して芝の通年緑化を実現させたものの、その弊害として馬場が硬化して競走馬の故障を多発させる一因となった、というご指摘は私も同感です。
でも問題なのは、JRA側が「最初から問題など存在しない」というスタンスを取り続けていることですよ。
問題があることを公表したらどうなるか、おそらくは馬主サイドが「硬化した馬場のせいで所有馬が故障した」として損害賠償を請求するでしょう。それを回避したいがために問題など存在しないと主張するのですよ。
これこそお役所体質だと思います(-_-;) -
広瀬北斗さん
すみません。2回に分ける場所が悪かったようです。切れたところから続けます。
馬場改修の正否は前記を総合的に考慮してから判断した方が良いのではないでしょうか?
またJRAが馬場と故障発生の因果関係の「言い分」に関してですが,少なくともレース中の故障発生率減少は評価しても良いと私は良いと思います。また馬場軟化の試行は「矛盾」とも取れます。しかし更なる「改善」または「挑戦」とも捉えてます。
一方でレース後の故障発生に関しては因果関係が不明と言うものもあります。確かに直接的な因果関係の証明が難しいのかもしれませんが,統計学的な有意判断も必要かと思います。このままではタミフルを若年層が使用すると幻覚等の危険性を孕んでいるにも拘らず,それを回避しようとする厚労省と同じ対応と取れます。
つまりはとうけいにせいさん(「日刊」ははずされましたね)のおっしゃる「お役所仕事」と言う言葉そのものかと思います。 -
広瀬北斗さん
微妙な問題ですが,言葉の定義の問題かとも思います。
長文癖(笑)なので2回に分けます。
まず現在の馬場に至るまでの経緯を考えたいと思います。かつてJC創成期に海外ホースマンから「芝コースはどこだ」と揶揄された様ですが,それらを契機に通年緑化が図られる様になったと聞きます。その中で採用された技術のうちに特に大きなものが,オーバーシードと水捌けの向上かと思います。これらを施したことにより馬場がより整地化されて,ひいてはレース中の故障発生率が減少したものと考えられます。
一方で水捌けの向上に伴い馬場の「硬度化」(一般的には「高速化」とされますがより根本的要因として)が副作用として発現したものと言えます。この副作用により以前よりもレース後の故障発生率が大きくなったのか,これが大きな論点かと思います。
ただしレース中の故障は即予後不良となる確率は,レース後発覚の故障よりも高い事は言えます。
馬場改修 -
とうけいにせいさん
広瀬北斗さん>おはようございます(^_^)コメありがとうございます。
JRAは高速馬場と競走馬の故障との間に因果関係は認められないと主張しておきながら一方では馬場軟化を施行している。はっきり言って矛盾していますよ。
高速馬場が競走馬の故障の原因でないのなら馬場軟化の施行などする必要ないでしょう。
JRAが馬場軟化に踏み切った理由はおそらくは馬主と生産者(特に社台グループ)からのプレッシャーを受けたからでしょう。
個人的に言わせてもらうのなら、JRAはまだまだお役所体質が色濃く残ってますね(-_-) -
とうけいにせいさん
くれないのりゅうさん>おはようございます(^_^)コメありがとうございます。
今のゴルシがあるのはウチパクのおかげではありますが、 結果が問われる世界ですからね.. -
広瀬北斗さん
補足するならば,治療技術の進歩で屈腱炎等からの復活も珍しい事ではなくなった為,高齢馬の活躍が高速馬場と言われている舞台でも見られるのではないかと思っております。
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広瀬北斗さん
馬場と故障の因果関係をJRAが否定しているのは,競走中に発生した事故率を元にしてだったと思います。その具体的な数値は失念しておりますが,確かに90年代後半のある年をピークに減少していました。一方,無事故で競争が終了した後に何か月(失念)かの期間を要する故障の発生率(発覚率)も,統計調査を行っていた記憶があります。この数値がどうであったかが全く覚えておりません。もしこれが上昇していたとすると下図が描かれるのでは無いでしょうか。
競走時事故発生率低下→JRAの主張の裏付け
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競走終了後事故発覚率上昇→ファン等のイメージの裏付け
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開催前にパンチングカッターによる穴あけ試行→JRAによる馬場軟化試行