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2014/07/17 22:17
ターフに咲く花〜名牝伝説〜Vol.5
テイエムオーシャン
1998年4月6日生まれ(16歳)
父 ダンシングブレーヴ
母 リヴァーガール(母の父リヴリア)
18戦7勝 (重賞5勝)
主な勝ち鞍
2000年 阪神3歳牝馬S
2001年 桜花賞、秋華賞
2002年 札幌記念
管理調教師 西浦勝一(栗東)
主戦騎手 本田優
☆「ターフに咲く花」の第5回目は2001年のクラシック2冠牝馬であるテイエムオーシャンを取り上げます。
テイエムオーシャンが達成した「偉業」といえば何といっても「2年連続でJRA賞最優秀3歳牝馬のタイトルを獲得した」ことではないでしょうか?
2001年から馬齢表記が数え年から満年齢に変わったことで実現したことですが、この先馬齢表記が変わることは永遠にないでしょうから、テイエムオーシャンは史上ただ一頭の「2年連続最優秀3歳牝馬」として競馬史に名前を残すことになりますね(苦笑)
テイエムオーシャンの最大の武器は何といっても「パワーと持続力を兼ね備えたスピード」でしょうね。これはキョウエイマーチやエリモシックといった他のダンシングブレーヴ産駒にも共通する特徴です。
レース振りは終始一貫していて、2.3番手につけてレースを進め、直線に入ると早めに抜け出して押し切るのがテイエムオーシャンの競馬でした。
まさに「来るなら来い」の横綱競馬ですよ。
2001年のクラシックでテイエムオーシャンのライバルとして戦った馬といえばレディパステル、ローズバド、ムーンライトタンゴなどが挙げられますが、実はみんな追いこみ馬です。テイエムオーシャンだけが先行馬でした。各馬はみんなテイエムオーシャンを目標に直線勝負を仕掛けました。普通は目標にされる馬は苦しいものですが、テイエムオーシャンは各馬を逆に突き放して先頭を譲りませんでした。(オークスだけはレディパステル、ローズバドに出し抜かれましたが、これは距離が長すぎたからです)
古馬になってからは札幌記念を勝つのみにとどまりましたが、これは陣営の選択ミス(本質的にはマイラーであるテイエムオーシャンに古馬王道路線を歩ませた)が大きな要因として挙げられます。
最初からマイル路線を選択していたら、もう1つか2つはG1のタイトルを獲得していたでしょう。
最後にテイエムオーシャンを花に例えると...何の花がいいか、かなり苦労して考えましたが(苦笑)
私が選んだのはイエローサルタン、カスピ海沿岸部原産のキク科の花です。
この花の花言葉は「優美」と「強い意志」、テイエムオーシャンの競馬はまさに「強い意志の成せる」競馬だったと思うのです。
気高さと強さを兼ね備えた名牝でした(^_^)
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とうけいにせいさん
広瀬北斗さん>おはようございます(^_^)コメありがとうございます。
札幌記念の時は馬体重プラス38キロで勝ったんでしたね。あの時は冗談抜きで「こいつ怪物か?」と思ったんですが(苦笑)
今思うと中山は合わなかったですから、古馬王道路線が中山で行われた時に出走したのは、テイエムオーシャンにとっては不運でしたね(-_-) -
とうけいにせいさん
みゆパパさん>おはようございます(^_^)コメありがとうございます。
テイエムオーシャンが繁殖に上がった頃って、竹園オーナーが競走馬の生産を始めた頃でもあるんですよね。
自らが所有するG1馬を配合させて最強馬を生産したい、という心意気は理解できますが、はっきり言ってスタホの発想ですよ(苦笑)
テイエムオペラオー産駒は総じて瞬発カが足りないから、芝ではキツいんですよね(-_-)
個人的にはアドマイヤムーンを付けてみると面白いかは、とは思うんですが(;_;) -
広瀬北斗さん
ジャパンカップ,有馬記念は別にして,天皇賞秋はありかと思いました。何しろ札幌記念も勝ちましたし。ただし2着がマイルチャンピオンシップ勝ち馬のトウカイポイントでしたが。
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みゆパパさん
確かに強かった馬ですし、なんか逞しさを感じる馬でしたが、私的には派手さは感じない印象でした。やっぱりローズバドとかムーライトタンゴのような、それこそ薔薇がぴったりなタイプがいたからだと思うし、私はカワカミプリンセスもそうでしたがこの陣営は好きになれなかったですね。ローズバドをその頃はずっと応援してました(苦笑)
でもやっぱりこの年の牝馬での主役はこの馬でしたね。
繁殖としてのこの血統は難しいんでしょうね。素直にサンデー系で走りそうな感じがしないでもないんですが、それが意外に走らない。
オペラオーをつけまくっているのは知りませんでしたが、あの血統こそ一発大当たりの血統かつ双方に欧州的な重さがありまからね。。。 -
とうけいにせいさん
マックさん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
たしか5年続けてテイエムオペラオーと交配して4頭産まれてるはずです。
ただし、JRAでは1つも勝ってないはずです(--;) -
とうけいにせいさん
ぼう0508さん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
テイエムオーシャンも気性の激しい馬でしたから、下手に控えると引っかかってしまって競馬にならなかった、ということもあるんですが(苦笑)
引退してもう10年以上経ったんですよね...
早いものです(;_;) -
マックさん
この時期は牡馬はオペラオー、牝馬はオーシャンとテイエム2頭が頑張っていましたね。
テイエムオーシャンってテイエムオペラオーの仔産みましたよね、確か? -
ぼう0508さん
先行して早めに抜け出す…まさに王道ですよね。
「気高さと美しさを兼ね備えた」仰る通りです。
つい最近のお馬さんのようにお思っていましたがもう16歳なんですね。
こちらも歳を取る訳ですね(笑) -
ぼう0508さんがいいね!と言っています。