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2014/09/17 19:47
ターフに咲く花〜名牝伝説〜Vol.13
ファインモーション
1999年1月27日生まれ (15歳)
父 デインヒル
母 ココット (母の父 トロイ)
15戦8勝
主な勝ち鞍 秋華賞、エリザベス女王杯 (2002)
管理調教師 伊藤雄二 (栗東)
主戦騎手 武豊
☆「ターフに咲く花」の第13回目は2002年の秋華賞、エリザベス女王杯を無敗で制したファインモーションを取り上げます。
この馬はアイルランド生まれで半兄には1997年のジャパンカップを勝ったピルサドスキーがいます。
実はこの馬、当初はクールモアグループが購入する予定だったのをオーナーである伏木田牧場が繁殖牝馬として購入した馬だったんです。
予定ではレースには出走させずに繁殖入りするはずだったんですが、「この馬は走る」と見込んだ伊藤師が牧場に掛け合ってデビューさせたのだそうです。
デビュー戦を迎えたファインモーションは伊藤師の見込み通りの強さを発揮しました。
2001年暮れの新馬戦(阪神2000m)、当時クラシックを狙う素質馬は大体が2歳冬にデビュー戦を戦っていて、出走馬のレベルがぐんと高くなる時期でもありました。そのレベルの高い新馬戦をファインモーションはほとんど持ったままで圧勝、あまりに強烈な勝ちっぷりに陣営は仏オークス(当時は外国産馬は春のクラシックに出走できませんでした)挑戦を考えるほどでした。
その後骨折があったりして8ヶ月ほど休養したファインモーションでしたが、復帰してからも圧勝に圧勝を続け、秋の大一番、秋華賞とエリザベス女王杯も他馬をまるで問題にせずに圧勝、6戦6勝で一気にGI馬へと駆け上がりました。(ちなみに、古馬に開放されてからのエリザベス女王杯を3歳で勝ったのはファインモーションが初めてです)
エリザベス女王杯までは無敵かと思われたファインモーションでしたが、古馬になってからは気性難が表に出るようになり、思ったような活躍はできませんでした。
(半兄のピルサドスキーもとんでもなく気が悪かったそうです)
輝かしい実績を残して伏木田牧場で繁殖入りしたファインモーションでしたが、受胎能力に問題があったために産駒は残せませんでした。
現在は伏木田牧場で功労馬として余生を過ごしています。
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とうけいにせいさん
ぼう0508さん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
おっしゃる通り、受胎能力がないのは先天的なものなのか、それとも競走生活に起因するのかはわかりませんからね(;_;)
もしかしたらダンシングキイ並みの名繁殖牝馬になっていたかもしれないし、2歳時に骨折しなかったら欧州の牝馬クラシックを総なめにしていたかもしれない。少なくともそれだけのスケールの大きい夢を見させてくれた馬でした。 -
ぼう0508さん
こんばんは(^^)
走るためだけに生まれてきたような馬ですね。
もしかして競走馬にならなければ名繁殖牝馬となったのかも
知れませんがそれは誰にもわからない…。
とにかくあの強さは衝撃的でした。
引っ掛かるという部分が出なければとてつもないことを
成し遂げていたかも知れませんね。 -
ぼう0508さんがいいね!と言っています。
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とうけいにせいさん
広瀬北斗さん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
繁殖入りさせるつもりで購入したのに受胎能力がなかったんですから、競走馬にしたのは大正解、ていうか結果オーライだったですね(-_-) -
広瀬北斗さん
全然産駒を見なかったので不思議思っていたのですが,そういう理由だったのですね。それでも無事であって良かったです。
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とうけいにせいさん
みゆパパさん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
3歳の頃は何の注文もなかったのに、古馬になってから注文だらけの馬になっちゃいましたね(--;)
地元と滞在競馬じゃないと走らないんだから。
おまけにマイルだと引っ掛かっちゃうのに陣営がマイル中心に走らせちゃったもんだから、余計に難しい馬になっちゃいました。
まあ、何というか....未完成のまま終わっちゃった馬でした。そこが残念です(-_-;) -
とうけいにせいさん
msz-006さん>こんばんは(^^)「いいね!」ありがとうございます(^_^)
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みゆパパさん
確かにローズS辺りでこの馬見たときは物凄い馬だと感じましたから、その後と言うとちょっとイマイチ感が否めなかったですね。
産駒が残せなかったのが悔やまれますね。 -
みゆパパさんがいいね!と言っています。
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msz-006さんがいいね!と言っています。


