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今日は朝早く起きて岩手県沿岸部にある「山田町」と「大槌町」というところに行ってきました。

３５年ほど前に私の母について美容師の修行をされていた方が大槌町で美容院を経営されていたのですが、先の震災で自宅兼店舗は全壊し、その方はしばらくの間高台にあるお寺に避難していたのだそうです。

震災直後は母もお弟子さんにあたるその方のことをかなり心配していましたが、幸いにも震災から１０日ほど経ってから連絡がとれまして、その方もご家族もみんな無事だったそうです。

母はその方のことをずっと気にしていて、たぴたび贈り物をしていたんですが、昨日の夜急に「会いに行きたい」と言い出しまして、私もヒマだったので（苦笑）車を出して沿岸まで行ったわけです。
（私自身もお弟子さんのことはよく存じ上げています）

お弟子さんは現在、大槌町の隣町である山田町に新しいお宅を建てて引っ越していました。
山田町内のホームセンターで待ち合わせをしまして、午後１時前に現地に到着しました。

母とお弟子さんが会うのは２０年振りだそうで、対面した母とお弟子さんは再会を喜んだあと、しばらく涙ぐんでいました。
母にとってお弟子さんといえる人はその方だけでした。だから余計に心配していましたし、無事であったことを何よりも喜んだんです。

私はしばらく母とお弟子さんを２人だけにしてあげました。お弟子さんはご主人と娘さん、息子さんと連れだっていらしてましたが、私とご家族はホームセンター内に入って買い物をしていました。

母とお弟子さんは休憩所で嬉しそうに語りあっていました。

自宅へ戻る途中、以前お弟子さんのご自宅があったところに寄ってみました。

そこには何もありませんでした(-_-;)
更地と海だけがありました。

２キロほど先には仮設住宅がありました。
仮設住宅にはまだたくさんの人が住んでいます。