スマートフォン版へ

マイページ

2908件のひとこと日記があります。

<< 告知3連チャン(*^^*)... ひとこと日記一覧 今日の「のの子」... >>

2014/11/04 21:09

nプロ会報Vol.37

全国8000万人のプロレスファンのみなさん、こんばんは(^^)nプロ会報Vol.37をお送りします。

今回はいつもとは志向を変えて、ある元女子プロレスラーの話を書かせていただきます。

特別読切「ナッキーとぶーちゃんの話」

全女がまだ活動していた2000年代の初め「ナナモモ」こと高橋奈苗&中西百重のタッグが人気絶頂だった頃、全女の試合会場には必ずといっていいほど2人組の中西百重ファンの女の子たちがいました。

その2人組は1人が「百」、もう1人が「重」と書かれたTシャツを着て会場中を走り回って中西さんに熱い声援を送っていました。彼女たちはコアな全女ファンの間では知らない者はいないほどの中西百重フリークでした。

暫くするとその2人組の姿は見えなくなり、ファンの間では「百」のTシャツを着ていた方が全女に入門したらしいという噂が広まりました。
「百」のTシャツを着ていた女の子=水嶋なつみは本当に全女に入門し、プロレスラーになっていました。「重」のTシャツの方、愛称「ぶーちゃん」はプロレスに興味がなくなった訳ではなく、目立たない格好で親友「ナッキー」を応援しに会場へ来ていました。

しかし、ナッキーが入門した頃の全女は既に倒産しており、ナッキーはわずか1年で全女を去りました。ギャラの不払いが退団の理由でした。
全女を退団したナッキーは1年の空白期間を経て2005年に我闘姑娘(ガトークーニャン)という団体でプロレスに復帰し、リングネームを「夏樹☆ヘッド→夏樹☆たいよう」と変えなからプロレスを続け、2010年にスターダムに入団しました。

スターダムでは中西さんの盟友だった高橋奈苗と共に団体の中心選手として活躍し、世IV虎とのタッグ「川崎葛飾最強伝説(通称カワカツ)」ではタッグ王座を獲得、シングルでもハイスピード王座を獲得するなど、スターダムの看板選手の1人となりました。

そして、スターダムの試合会場に設けられた売店には、スタッフとして働くぶーちゃんの姿がありました。
ぶーちゃんは他に仕事を持ちながらナッキーを陰で支えていたのです。それには理由がありました。

ナッキーはプロレスラーになって10年目にあたる2014年には引退する決意を固めていました。
彼女にとってプロレスとは「命を燃やす作業」でした。その作業を続けられるのは10年間が限度だったのです。ぶーちゃんはナッキーが10年目に引退することを知っていました。ナッキーがプロレスラーとしての生命を燃やし尽くす時まで側にいて支えていたのです。

2014年6月1日、スターダム後楽園大会でナッキーこと夏樹☆たいようは10年間のレスラー人生に別れを告げました。
引退後のナッキーは特に期限を決めずに世界中を回る放浪の旅に出ました。現在はタイに滞在して、我闘姑娘時代の師匠さくらえみがタイで興した団体「我闘雲舞(ガトームーブ)」で臨時コーチを務めているそうです。

もう少ししたらぶーちゃんも合流して、2人で放浪の旅を続けていく予定なのだそうです。

お気に入り一括登録
  • ナッキー
  • ガトー
  • クーニャン
  • リングネーム
  • ハイスピー

いいね! ファイト!

  • とうけいにせいさん

    たかさん>「いいね!」ありがとうございます(^_^)

    2014/11/04 22:23 ブロック

  • たかさんさんがいいね!と言っています。

    2014/11/04 21:15 ブロック