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2014/11/05 22:38
ターフに咲く花 〜名牝伝説〜 Vol.20
ヒシアマゾン (黒鹿毛)
1991年3月26日生まれ (23歳)
父 シアトリカル
母 ケイティーズ (母の父ノノアルコ)
20戦10勝
主な勝ち鞍 阪神3歳牝馬S、エリザベス女王杯
管理調教師 中野隆良 (美浦)
主戦騎手 中舘英二
☆「ターフに咲く花」の第20回目、今回は私が一番好きだった名牝について書かせていただきます。「不屈の女傑」ことヒシアマゾンです(^^)
ヒシアマゾンを語るうえで欠かせないレースは3つあります。
1つは94年のクリスタルC(中山芝1200m)、残り100mでタイキウルフに4馬身の差をつけられながら次元の違う末脚で逆に1馬身の差をつけてゴールした「伝説の追い込み」。
1つは同年のエリザベス女王杯、オークス馬チョウカイキャロルとの火の出るような叩き合いの末に競り勝った「世代最強牝馬決定戦」
そして最後の1つは同年の有馬記念、三冠馬ナリタブライアンにただ一頭だけ真っ向勝負を挑んだ「女傑の意地」
この3レースの中で私がベストレースに選ぶのはもちろんクリスタルC....ではなく、有馬記念です。
あのレースは「どの馬が勝つか」というレースではありませんでした。
「ナリタブライアンがどういう勝ち方をするか」というレースだったんです。
他の出走馬はナリタブライアンとの勝負を避けて2着狙いの競馬をしました。(ツインターボだけは別ですが)
これはあくまでも推論ですが、他馬がナリタブライアンを負かしに行く競馬をしたら潰れるか壊れるかのどちらかだったでしょう。
ナリタブライアンはそれだけ実力が傑出していたのです。
しかし、ヒシアマゾンと鞍上中館英二だけは違いました。
真っ向からナリタブライアンに勝負を挑んだのです。
中館騎手はヒシアマゾンが牝馬の中では一枚も二枚も実力が上だということを知っていました。
だからエリザベス女王杯までは「不利を受けないように大外を回って最後に少しだけ差し切ればいい」という騎乗をしてきました。いわば「安全運転」の騎乗を心掛けていたのです。
しかし、有馬記念だけは違いました。
多少のリスクを犯してでもナリタブライアンを負かすために、攻めの騎乗をしたのです。
まさに中舘騎手の「断固たる決意」でした。
ヒシアマゾンも中館騎手の決意に応えるかのような素晴らしい末脚を繰り出しました。
でも、結果はナリタブライアンに3馬身離された完敗でした。
結果は2着でも、ヒシアマゾンが能力を全て出しきったレースは有馬記念だけでした。
ヒシアマゾンは有馬記念で真の女傑となったのです(^_^)
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とうけいにせいさん
広瀬北斗さん>コメありがとうございます(^_^)
タケシバオーは馬場も距離も問わない馬ですから、比較するんならエルコンドルパサーでしょ(笑) -
広瀬北斗さん
すみません。カブラヤオーでは無く,タケシバオーでした。
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広瀬北斗さん
確かに。でも万一差し切ったら,たかが3歳限定G3戦とは言え1200mのレースと,国際G1の2400m戦を勝利したら,"プチ"カブラヤオーと言えなくとも無いかもしれませんかね(笑)。
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とうけいにせいさん
イッカクさん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
当時は有馬記念で3歳牝馬が連対することなどあり得ないことでしたからね(*_*)
ヒシアマゾンからエアグルーヴ、ウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタ、ジェンティルドンナと続く「牝馬の時代」の扉を開けた最強牝馬でした(^_^) -
とうけいにせいさん
広瀬北斗さん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
ヒシアマゾンは基本マイラ一ですから、2200までは融通が効いても府中の2400を勝ち切るのはさすがにキツかったでしょうね(*_*)
どちらかといえば中山向きでしたし(-_-) -
イッカクさんがいいね!と言っています。
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イッカクさん
自分もメモリアルホースにしてるくらい大好きな馬。もちろんメモリアルレースも有馬記念。
当時はどんなに強い牝馬でも有馬では洋梨でしたよね。ブライアンに跳ね返されたけど3着馬をちぎり負けて強しの内容。自分にとっては今も変わらず史上最強の牝馬の一頭です。
とうけいにせいさん、日記にしてくれてありがとうね。 -
広瀬北斗さん
JCでランドを差せなかったのが残念です。
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おるたんさん
競馬歴は4年なんですが、このレースだけは見てたんですよ♪
凄かったですね〜! -
おるたんさんがいいね!と言っています。


