2908件のひとこと日記があります。
2014/11/12 19:38
ターフに咲く花 〜名牝伝説〜 Vol.21
アパパネ (7歳)
2007年4月20日生まれ
父 キングカメハメハ
母 ソルティビッド (母の父ソルトレイク)
19戦7勝
主な勝ち鞍およびタイトル
2009 阪神JF (JRA最優秀2歳牝馬)
2010 3歳牝馬三冠 (JRA最優秀3歳牝馬)
2011 ヴィクトリアマイル
管理調教師 国枝栄 (美浦)
主戦騎手 蛯名正義
☆「ターフに咲く花」の第21回目は、2010年の三冠牝馬アパパネを取り上げます。
よく知られていることですが、馬名の由来はハワイ固有種であるアカハワイミツスイという鳥のハワイ語読みです。余談ですが鳥の方のアパパネはスズメの仲間で、山間部の標高の高いところに生息しているそうです。
話を馬の方に戻しましょう。
アパパネといえば「栗東留学」という言葉を真っ先にイメージされる方は多いと思います。
栗東トレセンに長期滞在して坂路コース等の施設を利用することで関東馬でも関西馬と互角に戦えるだけの実力を身につけることができる、という風に解釈されがちなんですが、国枝師によると「栗東に滞在して調整するのは昔から行なわれていたこと。滞在する理由は輸送のリスクを減らすためで、美浦と栗東で施設面に差があるわけではない」のだそうで、アパパネが栗東で調教されたことで強くなったのではないと語っています。
アパパネほど「分かりやすい」馬はいなかったと思います。
休み明けと混合戦はまるで走らず、長距離輸送も苦手、牝馬限定GIを5勝した馬ですが重賞勝ちはその5勝のみ、GIを5勝以上した馬でGII、GIIIの勝ち鞍がないのはアパパネだけです。ついでに言うとトライアル未勝利で三冠を取れた馬もアパパネしかいません。
強いときは鬼神のように強いが弱いときは蜻蛉のように弱い。
アパパネはそういう馬でした。
今年、アパパネは初仔となる父ディープインパクトの牡馬を出産しましたが、実はこの仔馬、三冠馬同士でおまけに同一馬主の配合でありながら5代先祖までクロスを持っていないんです。
早い話がアウトブリードなんです(*_*)
一般的にアウトブリードで生まれた馬は体質が強くて健康に恵まれる可能性は高いですが、父系と母系どちらの方に影響されるかが全くわからないので、どういう特性を持っているのかが掴みづらいという傾向があるんですよ。
たいていは父系、母系どちらかが強く出るんですが、2400の申し子ディープインパクトと本質的にはマイラーだったアパパネ、どちらの影響が強く出るか....これだけは走らせて見ないとわかりませんね(*^^*)
-
広瀬北斗さん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
アパパネの母ソルティビッドはスプリンターでしたから、アパパネってたぶんスプリンター寄りのマイラーだと思うんですよ。
スプリント戦に出したらいい線いったかもしれませんね(*_*) -
広瀬北斗さん
BMSソルトレイクですからね。優駿牝馬は限定戦だからこそ本当にギリギリもった2400mと思ってしまいます。
-
ブンブンさん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
あれがアパパネのベストレースだと思いますよ(^^)
結果論ですが、ブエナにマイルはちょっと忙しかったかもしれませんね(*_*) -
ブンブンさん
ブエナビスタのファンだった私としては、アパパネに負けたヴィクトリアマイルはショックでした(;・д・)
-
マックさん>コメありがとうございます(^_^)
実を言うと私もローズSでは切りました(^^;
府中牝馬Sでは軸でしたけど(-_-;) -
マックさん
アパパネほど買い方がはっきりした馬もいないでしょうね(笑)
前哨戦は消し、本番は買い、ですからね(笑) -
セロリさん>こんばんは(^^)「いいね!」ありがとうございます(^_^)
-
セロリさんがいいね!と言っています。
-
だらこさん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
秋華賞とヴィクトリアマイルではあんなに強い競馬をしたのに府中牝馬Sとかではまるで別の馬になってしまう。
あと、牡馬と走ると怯むところもありました。
強さと脆さを併せ持った馬でした。
今思うと、そういう二面性がファンの心をつかんでいたのかもしれませんね(^^) -
みゆパパさん>こんばんは(^^)「いいね!」ありがとうございます(^_^)


