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2014/11/13 19:38
エルコンドルパサーの話 (その14)
第78回凱旋門賞はエルコンドルパサーを死闘の末に破ったモンジューが優勝、半馬身差の2着がエルコンドルパサー、(エルコンドルパサーから)6馬身差の3着にクロコルージュ、さらに5馬身離された4着にレジェラという結果となりました。
56キロで出走したモンジューに対してエルコンドルパサーの斤量は59.5キロ、一般的には斤量1キロは1馬身差に相当すると言われています。言ってみればエルコンドルパサーは欧州最強馬モンジューに対して3馬身半差のハンデを背負っていたことになります。
おまけに完全アウェー、戦う前から絶望的な状況下にあったと言ってもいいんですよ。
しかし結果は半馬身差、馬場がもう少し良かったら勝っていたでしょう。
エルコンドルパサーの大激走に驚嘆した欧州のマスコミは「チャンピオンは2頭いた」と惜しみない賛辞を送り、レースレーティングは134ポンドという非常に高いものでした。ちなみに1999年度のクラシックディスタンスでの最高評価はモンジューとデイラミの135、エルコンドルパサーはその次に高い評価でした。
(同一年度にレーティング130を越える馬が3頭も出てくるのは極めて異例のことです)
エルコンドルパサーは凱旋門賞を最後に引退、種牡馬入りが決定し、ジャパンカップ当日の昼休み、「コンドルは飛んでいく」がBGMで流れる中で引退式が行われました。
今日は(その15)も書きます(^^)


