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2014/11/17 20:34
エルコンドルパサーの話 (その16)
1999年シーズンを最後に引退したエルコンドルパサーは総額18億円のシンジケートが組まれ、社台スタリオンステーションで種牡馬入りしました。
名牝ミエスクの血を引き、ノーザンダンサー、サドラーズウェルズ等の世界的な良血を凝縮したような血統に加えて、サンデーサイレンス産駒の牝馬との交配もOKだったエルコンドルパサーには種牡馬として大きな期待が寄せられていましたが、種牡馬生活3年目に突入した2002年7月16日に突然腸捻転を発症、開腹手術のかいなく7歳という若さでこの世を去ってしまいました。
僅か3世代しかいない産駒の中からソングオブウインド、ヴァーミリアン、アロンダイトの3頭のGI馬が誕生し、他にもトウカイトリック、アイルラヴァゲイン、サクラオリオンなどの重賞勝ち馬を送り出しました。
産駒が全て競走馬を引退したことで、エルコンドルパサーの凱旋門賞制覇の夢は絶たれましたが、残された人たち、すなわち「チーム・エルコンドルパサー」のメンバーたちは彼の死から8年後の2010年、再び凱旋門賞制覇へ向けて動きだしました。
2010年の宝塚記念を制したナカヤマフェスタに凱旋門賞挑戦のプランが持ち上がり、二ノ宮敬宇調教師、蛯名正義騎手、トニー・クラウト調教師をはじめとする「チーム・エルコンドルパサー」のメンバーの大部分が再結集しました。
亡くなられた前オーナーの和泉信子さんが宝塚歌劇団のファンだったことから「チームすみれの花」と名付けられたナカヤマフェスタと彼のチームは、エルコンドルパサーの遠征時に培ったノウハウを生かして周到に準備を進め、前哨戦のフォワ賞を2着にまとめて本番に臨みました。
2010年10月3日、第89回凱旋門賞は11年前と同じような超不良馬場で行なわれました。
ナカヤマフェスタは10番人気の低評価をものともせず、最後の直線では怒濤の追い込みで先頭を走るワークフォースに襲いかかりました。
しかし、結果はアタマ差の2着(-_-;)
11年前には半馬身差まで迫った世界の扉にアタマ差まで差を詰めましたが、扉をこじ開けることはできませんでした。
今日はここまでとさせていただきますm(__)m
次回完結!
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広瀬北斗さん
そうする二ノ宮調教師の慧眼ですかね…それとも志向か。
とにかく実績としては二頭出走二連対と,競馬ファン視線とはしては素晴らしい戦績ですからね。 -
広瀬北斗さん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
ただ、そうとも言いきれないんですよね(-_-)
二ノ宮師はメトロポリタンSを勝ったあとに凱旋門賞の1次登録をしてるんですよね。
いくらG2勝ちがあるといってもOPを勝ったばかりの馬を凱旋門賞に登録するなんて、普通考えられませんよね(;_;)
少なくとも二ノ宮師は狙っていたフシがあります。 -
広瀬北斗さん
>母系がコテコテのアメリカ血続ですから、走らないのが普通なんですよね(;_;)
なるほど。好走は"謎"という見解の方が一般的ですか…難しいですね。 -
Affermedさん>こんばんは(^^)「いいね!」ありがとうございます(^_^)
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広瀬北斗さん>コメありがとうございます(^_^)
う〜ん、どうですかね....
ナカヤマフェスタは道悪もこなせたのは事実ですが、母系がコテコテのアメリカ血続ですから、走らないのが普通なんですよね(;_;)
一番の理由は環境の変化に動じなかったことでしょうね。変わり者で有名な馬でしたし(笑) -
Affirmedさんがいいね!と言っています。
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広瀬北斗さん
エルコンドルパサーは既に日本国内で十分な一流馬としての評価でしたが,申し訳ありませんがナカヤマフェスタそこまでのレベルとは言えないかと思います。しかしそれでも1着に肉薄する2着まできました。ここに凱旋賞への鍵があると思うのは当然私だけではないのでしょうね(笑)。
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飛虎(放牧中)さん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
腸捻転って突然発症するから怖いんですよ。
これからという時に...かえすがえすも残念です(T_T) -
飛虎(放牧中)さん
種牡馬で結果が出なかったのでは無く、3年で亡くなったんですね。
残念です。 -
飛虎(放牧中)さんがいいね!と言っています。


