ｎプロ会報Vol.39

全国８０００万人のプロレスファンのみなさん、こんばんは(^_^)
ｎプロ会報Vol.39をお送りします(^-^)v

☆「ターザン山本という男」

週刊プロレス２代目編集長にして日本で最も有名なプロレスライターだったターザン山本について、いくつか書かせていただきます。

プロレスを活字媒体として捉えると、ターザン山本ほど紙面で格闘したマスコミ人はいないでしょう。
９０年代の初め、絶大な資金カをバックに旗揚げしたＳＷＳを「金権プロレス」と断罪して大々的なネガティブキャンペーンを張り、同じような思いを抱いていたプロレスファンから多大な支持を得ました。
ＳＷＳは約２年しか存続できませんでしたが、山本氏が展開したネガティブキャンペーンが団体を短命に終わらせたキラーコンテンツとして機能したことは間違いないでしょう。

それでは、なぜ山本氏はＳＷＳを批判し続けたのでしょうか？
答えは、ジャイアント馬場さんに頼まれたからです(*_*)
天龍源一郎を始めとする主カ選手を大量に引き抜かれた全日本プロレスの総帥である馬場さんは、山本氏に数十万円を渡してＳＷＳを批判する記事を週プロに掲載するように依頼しました。
馬場さんとは家族ぐるみの交流もあった山本氏は馬場さんの意向に沿ってネガティブキャンペーンを展開し、「ＳＷＳ＝金満＝悪」というイメージを植え付けることに成功しました。

山本氏の手腕に満足した馬場さんは、返礼として全日のあるカードのブッカーを任せました。
そのカードこそが「ジャンボ鶴田VS三沢光晴」の名勝負数え唄でした。

ここから先は私の推論ですが、鶴田さんが三沢さんのフェースロックで「ギブアップした」試合がありましたが、鶴田さんはおそらくギブアップしていません。レフェリーがギプアップしたことにしてしまったのです。
なぜなら、「三沢のフェースロックで鶴田がギブアップする」というのが山本氏が描いた結末だったからです。

この試合を境に全日は本格的な「四天王プロレス時代」に突入し、爆発的な人気を博すことになります。プロレスを愛する者としてこんなことは書きたくありませんが、すべては山本氏の目論見通りに進んでいったのです(-_-)

山本氏はその後、なぜかＳＷＳ批判をピタリと止めました。
それはなぜか？
ＳＷＳの田中ハ郎オーナーから５０万円を受け取ったからです(--;)それも１年間、毎月です(--;)(--;)

山本氏はプロレスマスコミに携わる人物としては極めて有能な人ですが、社会人としては甚だ良識に欠けていた人物である、と判断せざるを得ない人です。

今までに競馬でスッたお金は総額２億５０００万円！奥さんが飼っていた猫１３匹とともに家を出ていったことに１年間気づかず、「今は現役のヒモ」と称して２０人ほどの女性とつきあっていると公言しています。
ヒモといっても、今の山本氏の年収は５００万円を軽く越えるそうです。
それだけのお金を一体何に使っているのでしょうか？おそらくは競馬でしょうね(-_-)

余談になりますが、現在の山本氏の肩書きは「競馬ライター」です(-_-)

☆心に残るプロレス名言集

「キャリアとは削ぎ落とす作業である（武藤敬司）」

ベビー、ヒールの両方を完璧にこなしてきた武藤選手ならではの言葉です。

生きていくということはキャリアを積むということですが、新しい道に進む時にそれまで積んできたキャリアが思わぬ足かせになってしまうことがあります。
時にはそれまでのキャリアを捨て去って、新たなキャリアを積んでいく覚悟が必要になることもあるかもしれません。

その時に不要になったキャリアを削ぎ落とせるかどうかが、新天地で成功するためのカギとなるのではないでしょうか？