2908件のひとこと日記があります。
2014/11/20 21:27
エルコンドルパサーの話 (完結編)
長々と書いてきた「エルコンドルパサーの話」は今回で完結とさせていただきますm(__)m
まず始めに、二ノ宮敬宇調教師が凱旋門賞を総括したコメントを紹介します。
「競馬はプロセスよりも結果だけが評価される。負けは負け。2着ではやがて歴史の中に埋もれてしまう。結果的には馬には可哀想な結果になったと思う。最大限の努力を尽くしても、なおかつ越えられない壁があった感じがした」
限界まで頑張ったという思いと、それでも勝たせてやれなかったという無念さが感じられるコメントだと思います。
エルコンドルパサーの欧州遠征は成功か失敗かと問われたら、私は「限りなく成功に近い失敗」だと答えます。
日本馬初の凱旋門賞2着、欧州クラシックディスタンスでのGI初制覇という結果を見ると、十分成功したのではないかと思えますが、あくまでも最大目標は「凱旋門賞制覇」です。凱旋門賞では勝てなかったのですから、目標は達成できなかったと言わなければならないのです。
それが競馬なのです。
エルコンドルパサーが凱旋門賞に挑戦してから15年が経ち、ディープインパクト、オルフェーヴル、ナカヤマフェスタ、キズナ、ヴィクトワールピサ、ハープスターといった日本を代表する名馬たちが毎年のように凱旋門賞に挑戦し、あと一歩のところまで来て、その都度「越えられない壁」にはね返されてきました。
凱旋門賞制覇は今や日本のホースメンの悲願となりました。
15年前にエルコンドルパサーと彼のチームが大志を抱いて海を渡ってから、数多くの日本馬と日本のホースメンが相次いで海を渡り、ブローニュの森に潜む「凱旋門賞」という名の魔物に戦いを挑み続けてきました。
来年も再来年も、魔物への挑戦は続くでしょう。
エルコンドルパサーという先駆者に倣い、エルコンドルパサーを越えるために。
※「エルコンドルパサーの話」はこれでおしまいです。
最後までつきあってくださった皆さんに、心より感謝の言葉を申しあげます。
本当にありがとうございました(^_^)
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ワイドボックスさん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
ディープx母父エルコンドルパサーですか(*_*)
ディープって、母系にノーザンダンサーの血が入ってますから、最近の凱旋門賞馬にもれなく該当するノーザンダンサーのクロスが発生することになりますね。
残されたエルコンドルパサー産駒の牝馬も決して多くはないですから、ここ1、2年のうちに大物が出てきてほしいですね(*^^*) -
ワイドボックスさん
おはようございます。
楽しく読ませていただきました。
母父として存在感を見せてくれそうな予感はあるんですよね。
ディープ系種牡馬なんかとマッチしてくれれば、欧州で大きいところを狙える仔が出ても不思議ではないと思います。
夢はまだまだ続いていきます(^^ ) -
広瀬北斗さん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
どちらかといえば理論派だと思うんですが、もちろん勝負師としての一面もありますね(*_*)
勝負師でないと競馬界では生きていけませんね。 -
ハマーさん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
我々日本のファンはいつまでも覚えていることでしょう。
でも欧州の競馬ファンの間では忘れられていると思います。モンジューを語るときに凱旋門賞で激闘を繰り広げた馬として思い出される程度ですよ。
つまり、モンジューを思い出さない限りエルコンドルパサーも思い出されないんですよ。
負けるとはそういうことですよ(-_-) -
広瀬北斗さん
調教師と言うよりも勝負師としての念が大きかったのでしょうね。潔し!
長文,お疲れ様でした。 -
ハマーさん
二ノ宮師の言葉は確かにその通りですが、エルコンドルパサーが歴史に埋もれてしまうことはないと思います。
死後10年以上経った今でもこうやって語り継がれているのだから、いつまでもファンの心に残る歴史的名馬として語り継がれていくと思います。 -
やまさとNo.18さん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
優勝劣敗が競馬の常、歴史に残るのは勝者だけなんです(-_-)
挑戦するということは尊いものです。
でも、勝たなければ何にもならないんです。 -
やまさとです(^^)
競馬は結果が全て…
たとえハナ差の2着でも負けは負け…(*_*)
限りなく成功に近い失敗
仕方がないがその通りだなぁ! -
飛虎(放牧中)さん>こんばんは(^^)コメありがとうございます(^_^)
世界は遠くない。でも広い、そして深い。
エルコンドルパサーが教えてくれたのはこれだと思いますよ。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました(^_^) -
やまさとNo.18さんがいいね!と言っています。


