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2014/12/13 20:58
ステイゴールドの話 (2001年 香港ヴァーズ)
香港国際競走はいよいよ明日に迫りましたが、今日は2001年、引退レースである香港ヴァーズを7歳で制し、50戦に渡る競走生活を大団円で締めくくったステイゴールドのことを少しだけ書かせていただきます。
この年の3月には日本馬としては初めてドバイシーマクラシックを勝っていましたが、当時のシーマクラシックはGIIでして、ステイゴールドはこのレースがGI制覇の最後のチャンスでした。
当日の単勝オッズは2.0倍、抜けた1番人気でした。
GI未勝利のステイゴールドが1番人気に推されたのは、レーティング(120)が他の馬より4ポンド以上も上だったからです。ちなみにシーマクラシックでは34倍のブービー人気でした。
しかもシーマクラシックで負かした馬はファンタスティックライト(当年の欧州年度代表馬)、ダリアプール、シルヴァノといった欧州古馬最強メンバーです。相手が格段に弱くなった香港ヴァーズでは確勝ともいっていい状況にありました。
しかしレースは意外な展開となりました。
デットーリ騎乗のエクラールが3角からロングスパートをかけて先頭に立ち、直線に入ってからも後続に5馬身以上もの差をつけて独走状態になりました。
ステイゴールドは中団追走のまま、鞍上武豊はペースが速すぎると見て無理にエクラールを追うことはしませんでした。
7歳にして国内トップクラスを維持するステイゴールドの瞬発カに懸けたのです。
十分に脚を溜めたステイゴールドは直線で追撃を開始しました。しかし、ここで異変が起こります。
いつもは左にササる癖を見せていたステイゴールドが右にササりだしたのです。
武豊は咄嗟に左の手綱を強く引きました。するとステイゴールドは右へは行かずに真っ直ぐ走り出しました。立て直しに成功したステイゴールド&武豊は前を行くエクラール&デットーリを懸命に追いかけました。
残り100mを切ってもエクラールとの差はまだ3馬身近く、またもや惜敗かと思われたその時、ステイゴールドは翔びました。
まるで翼が生えたかのような走りでエクラールに迫り、ゴール板ではハナ差だけ交わしていました。
ステイゴールドの50回目のゴールは、待ちに待ったGI初制覇の瞬間でした。
勝利を確信し小さくガッツポーズする武豊
「またお前か...」9ヶ月前にファンタスティックライトで味わった悪夢に再び襲われ、沈黙するデットーリ
2001年の香港ヴァーズはこうして幕を閉じました。
5年間におよぶ旅路の果てに栄光をつかみとったステイゴールド、まさに「黄金旅程」の名が示す通りのゴールを駆け抜けました(^_^)
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マックさん>おはようございます(^^)コメありがとうございます(^_^)
可能性があるとしたらフィエロくらいですかね(*_*)
あとはハッキリ言って苦しい(-_-) -
競馬王しんちゃんさん>おはようございます(^^)コメありがとうございます(^_^)
おかえりなさい(^_^)
阪神JFは何が来てもおかしくない大混線、穴党の血が騒ぎますな(笑) -
飛虎さん>おはようございます(^^)「いいね!」ありがとうございます(^_^)
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みゆパパさん>おはようございます(^^)「いいね!」ありがとうございます(^_^)
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msz-006さん>おはようございます(^^)「いいね!」ありがとうございます(^_^)
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タリーズコーヒーさん>おはようございます(^^)コメありがとうございます(^_^)
この勝利がステイゴールドにとって極めて大きなものであったことは間違いないでしょう。
GI未勝利で種牡馬入りしてたら数年で廃用になっていたかもしれない。そうしたらオルフェもゴルシもドリジャニも生まれてこなかった。
そういう意味でも競馬史に残る勝利ですよ(^^) -
マックさん
今年は結構香港参戦している馬が多いですがどれも厳しいですね(*_*)掲示板があれば十分でしょう。
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\(^▽^)/!
ε=(ノ゚ー゚)ノタダイマ戻りました(*^^)v -
競馬王しんちゃんNO.007さんがいいね!と言っています。
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飛虎(親知らずが大変)さんがいいね!と言っています。


