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2015/01/24 19:19
カネヒキリの話
こんばんは(*・∀・*)ノ
今年最初のGIである川崎記念、中央競馬最初のGIであるフェブラリーSを含むダートGIを7勝した「砂のディープインパクト」、カネヒキリについて書かせていただきます。
2歳時は角居勝彦調教師が「カネヒキリじゃなくてカネ非力だよ」と自嘲気味に語るほど体質の弱かったカネヒキリでしたが、明け3歳になった2005年の2月、初のダート出走となった未勝利戦を圧勝してから一変、その年の春秋3歳ダートGI(ジャパンダートダービー、ダービーグランプリ)とジャパンカップダート、明け4歳になるとフェブラリーSを制覇し、一躍ダート最強馬としての地位を不動のものとしました。
順風満帆であったカネヒキリでしたが、2004年のかしわ記念(2着)に出走した直後、いきなりの病魔に襲われました。
競走馬にとっての不治の病、屈腱炎です。
1年の休養の後に復帰したものの、すぐに再発してしまい、再度の休養を強いられました。
カネヒキリの競走馬生活はもはや風前の灯と思われましたが、最先端の治療法が彼を甦らせました。
「ステムセル(幹細胞)移植療法」と呼ばれるその治療法とは、臀部を10センチほど切開して皮下脂肪を取りだし、脂肪組織から分離させた幹細胞を患部に直接投与するという治療法で、幹細胞が持つ自己修復機能によって断裂した屈腱が修復され、症状が改善されるのです。
治療は成功し、カネヒキリは2008年の武蔵野Sからレースに復帰しました。
復帰戦こそ9着に敗れましたが、これは他馬に包まれて全く動けなくなったからであり、競走能力が衰えたわけではありませんでした。
カネヒキリは次走ジャパンカップダートでそのことを証明します。
好位でレースを進めたカネヒキリは、直線に入ってから内を突き、残り100mで力強く馬群を抜けて先頭に立ちました。
ゴール前ではメイショウトウコン、ヴァーミリアンに肉薄されましたが、鞍上C・ルメールの渾身の右ムチに応えるようにメイショウトウコンをクビ差で押さえきり、2年7ヶ月振りの勝利を5度目のGI制覇で飾りました。東京と阪神の両方でジャパンカップダートを勝った馬は、カネヒキリただ一頭だけです。
その後東京大賞典、川崎記念も勝ったカネヒキリはGI勝利数を7まで伸ばした後に引退、種牡馬入りしました。
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genetさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
「いいね!」ありがとうございます(^_^) -
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広瀬北斗さん>「いいね!」ありがとうございます(^_^)
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ワイドボックスさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
他の厩舎だったら屈腱炎になった時点で引退だったでしょうね。
ドバイでもいい所までいけると思ったんですが... -
ワイドボックスさんがいいね!と言っています。
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ワイドボックスさん
角居厩舎じゃなかったらここまでの馬にはなれなかったでしょうね。
仮に故障がなければどんな成績を残しただろうかと恐ろしくなるほど強かったです。 -
競馬王しんちゃんNo.007さん>こんばんは(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
「不屈」という言葉がよく似合う馬でした。
馬券的にいい思いをした記憶はありませんが(苦笑) -
\(^▽^)/!
カネヒキリ大好きな馬の1頭です(*^^)v
かなりお世話になりました(笑) -
競馬王しんちゃんNO.007さんがファイト!と言っています。


