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2015/02/22 17:49
サクラスターオーの話 (その12)
第48回菊花賞、7ヶ月ぶりのレースで9番人気の低評価を覆して見事に勝利、クラシック二冠馬となったサクラスターオーでしたが、陣営は年内いっぱいは休養させることにしました。
慢性的な脚部不安を抱えるサクラスターオーに菊花賞に間に合わせるためにかなりの負荷をかけた調教を行ってきた平井雄二調教師は「有馬記念には使わないでください」と全演植オーナーに願い出て、全オーナーも「奥行きのある血統だし、今年はもう休ませて来年の天皇賞(春)を目指そう」とこれを了承しました。
「サクラスターオー、有馬記念回避」の報道が新聞紙上を賑わせると、陣営の元には「スターオーを有馬記念に出してください」という要望が多数寄せられました。
1987年の古馬戦線は、85年のクラシック二冠馬ミホシンザンが天皇賞(春)で勝利したのを最後に引退、シリウスシンボリ(85年ダービー馬)、メジロデュレン(86年菊花賞馬、メジロマックイーンの半兄)等のクラシックホース達も軒並み不振を極めており、中長距離路線のスターホースが不在の状況にありました。
(史上最高のスターホース、オグリキャップがJRAのターフに登場するのは翌88年のことです)
有馬記念ファン投票の結果はサクラスターオーがダントツの1位でした。
久々に現れたスターホースであるサクラスターオーを有馬記念に出走させてほしい、という声は日増しに高まり、JRA関係者までもが全オーナーに出走を要請するほどでした。
「ファン投票1位の馬が有馬記念に出る、これは理屈じゃない。義務なんだ」
全オーナーは出走を渋る平井師をこう説き伏せて、有馬記念に使うことを指示しました。
ファンの心情を汲んだ全オーナーの指令に平井師も「なんとか、準備してみましょう....」と従わざるを得ず、本意ではありませんでしたが、サクラスターオーの有馬記念出走が決定したのでした。
本日はここまでにさせていただきますm(__)m
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広瀬北斗さん>おはようございます(*・∀・*)ノ
コメありがとうございます(^_^)
当時はファン投票1位の馬は故障していない限り出走しなければならなかったですからね。 -
広瀬北斗さん
今の様に,ファン投票1位でも,回避できる風潮であれば良かったです
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四毛ネコさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
「いいね!」ありがとうございます(^_^) -
四毛ネコさんがいいね!と言っています。
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はちわれさん>こんばんは(*・∀・*)ノ
「いいね!」ありがとうございます(^-^) -
はちわれさんがいいね!と言っています。
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タリーズコーヒーさん>「いいね!」ありがとうございます(^_^)
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タリーズコーヒーさんがいいね!と言っています。


