バスの窓は少し開いている、茶色の長い髪の

バスの窓は少し開いている、茶色の長い髪のお姉さんの席から安物の香水の香りがして来ていたが、いつもは手鏡(コンパクト)を出していたが今日はにらめっこしていない。
○というバス停が車内に響いている、あれ駅まで誰も降りないと思ったが1人の青年が降りて行った、どこに行くのかちょっと興味津々になってしまった、幾つかのバス停のアナンスでは乗る人ばかりだった、終点の駅から人それぞれ行く道が違うだろう、知り合いの青年がおはようと挨拶してきた、元気でしたかと返すがどこに行くのと彼に聞いても笑っていただけだった。
さてともうひとつのバスに乗らないといけない…
待っているより歩いたほうが早いがやはり待っていた。