わがままなお店 お店に入ると１０００円

わがままなお店
お店に入ると１０００円札を入れてカード貰う、紙に名前と○再の方に書いた、しばらくすると○さんと呼んで鏡の前に座らせている、髪の毛が散らばらないようにエプロンのお化けと首筋にタオルを巻き付けられた、女の子は「どうしますか」っと言ってきた、「イケメンにしてよ」っと言うとクスクス笑っている、「○さん前にスポーツ刈りでしたね」って言っている、「覚えていたの」「なんとなく、私の事忘れた」「確か北の国に行ったはずたが」「そう、行ったのはいいが結局親の介護の問題でこっちに戻って来たの」「そう、旦那さんは」「一緒に私の家で暮らしているの」「そう、親は大事にしないとだ」「ごめん、お店では静かにしろって」「そう」そろそろカットも終わりに近づいてきた、女の子は鏡を出して後ろ見せた「いかがですか」「いいよ」「また来てね」「来月来るよ」「ちょっと待って」女の子は外に売っている自販機から缶コーヒーを僕に手渡した、「…」女の子はなぜか無口になっている、カット中は散々話ししていたのに。 僕は「また来るよ」って１０００円カットのわがままなお店をあとにした。