衝撃を受けたなぞなぞ

俺の伸び始めた鼻をへし折った、衝撃的ななぞなぞの話をしよう。

あれは２６才くらいの頃かな。
実家に住んでいて、まだ色々と親に世話にはなってたが、当然の事ながら自立出来る状況だった。(親父の背中に近付いた気でいた)

ある晩珍しく親父お袋と俺の３人で食卓を囲んだ。俺は早々と食事を終えＴＶを見始めた。
しばらくして親父がお袋になぞなぞを出した。

親父『なぞなぞターイム！！』
(俺の方を全く見ないが無駄に声がデカイ。これは俺への挑戦状だ。)

親父『問題。デデっ♪普段は小さいが、仕事をする時大きくなり、仕事が終るとビショビショのヌレヌレになるモノなーんだ？』(非常にやらしい口調だ)

お袋『何かイヤらしい問題ね』
(ニヤリとする親父。)

ちなみに俺は、なぞなぞや推理小説が大好きだ。大抵の小説は主要登場人物が出揃った時点で犯人がわかる。推理ドラマに関してはキャストを見た時点でわかる。
出題後すぐに、答えであろうモノは解った。
お袋が悩んでるのを確認し、親父はヒントを出す。

親父『ヒント。頭文字は、「お」！！』

(どちらとも取れる絶妙なヒントだ)

お袋『やっぱりイヤらしい答えじゃない！！』

このなぞなぞはイヤらしく言う事で下(シモ)の答えを連想させ、実は普通のなぞなぞの答えで、相手を辱しめるのだろう。

親父は第二のヒントを出した。

親父『最後の文字は「さ」！！』

俺は答えを確信した。

(続きは後日)