1862件のひとこと日記があります。
2015/10/29 20:08
後、何頭残っているんだろう?ということで
後、何頭残っているんだろう?ということで、数えてみましたが、まだ11頭ありました。そして、マル秘トークもあるのであと15回くらい残っています。もう、飽きてしまったかもしれませんけど、お付き合いよろしくお願いします。
★写真をクリックすると大きくなります。ご覧ください。
アモーレペガサスの2015
(父スターリングローズ×母父メジロライアン)
牝 栗毛 15年4月27日生
生産者→坂牧場 入厩先→鈴木孝志厩舎
書くまでもありませんけど、ムーンエクスプレスの半妹になります。
今日はちょっと長くなりそうで。。。
本馬に触れる前にまずは坂牧場さんについて。坂牧場さんは懇親会等にも参加できなかったので直接お話しすることはできなかったのですが、シシーダルザスの2014を見に行った先の若林順一さんが坂牧場さんと交流があるようで、そこでいろいろとお話を聞かせていただきました。勿論、坂牧場さんにご迷惑がかからない内容のお話だけ掲載します。
若林順一牧場さんも坂牧場さんも小さい牧場です。小さい牧場が一口馬主に馬を提供することは実はなかなかリスキーなことなんです。
ざっくり書くと売れる保証がない限りは毎年提供することは難しい。勿論、売れる保証なんて誰もしてくれないので、難しいということになります。
生産馬を売るには馬主さんに直接買ってもらうルートとセリで売ること。そして、一口クラブに提供することがありますが、馬代だけを取り返すのであれば、馬主さんに売ることが一番安全な方法。少し高く売る自信があるのであれば、主取りのリスクは発生するけどセリで。一口提供は・・・まずは、クラブに提供するときの手数料を○○万円支払います(クラブによって差があります)。そして、会員さんに出資してもらうワケですけども、口数が埋まらなかった場合は提供牧場さんが残り口を持つことになるので、その後の維持費が発生することになります。1/4しか売れなかった場合、牧場で月々45万円の維持費を払わなければいけなくなります。勿論、活躍した場合の配当もありますので、提供馬が活躍すれば利益は大きくなりますけど。満口で売れちゃえば、馬主さんに売ったりセリで売るよりさらに高く捌けるのでメリットがデカいんですけど。
ローレルクラブではローレルゲレイロやムーンエクスプレスなどは売れなくて有名でして、生産牧場が多くの口数を持っているワケです。小さい牧場さんは売れ残りの維持費を負担し、維持費で苦しむことになります。ローレルゲレイロもムーンエクスプレスも走ったので牧場さんとしては結果的にメリットが発生したことになります。
坂牧場さんの2012年産(ムーンエクスプレスと同期)は、10頭が競走馬登録。ムーンエクスプレス以外の9頭は馬主さんに買っていただきました。2013年産も12頭が競走馬登録。問題は2014年産。3頭しか生まれていないんです。『14年産が全然居ないから、坂さんも苦しかったと思うよ。ムーンエクスプレスが走ってくれたからよかったけど、走らなかったらとても(アモーレペガサスの2015を)出せないでしょう。』と、若林さんが言っておりました。小さい牧場は大変なんですね。