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2015/12/29 12:49
そして、もう一鞍。12月27日(日)
そして、もう一鞍。
12月27日(日) 阪神10R サンクフルHC 芝1600m ムーンエクスプレス 優勝 秋山真一郎騎手
馬体重は2キロ増の422キロ。久多特別での復帰戦が416キロ。そこからじわじわと体重が増えデビュー以来一番重たい馬体重での出走となりました。小さい体ですがしっかりと成長していることが伺えます。
パドックはちょうど有馬記念の裏番組になってしまったので、パドック映像も少ししか映らなかったのですが、気合乗りや歩様も良かったですし、馬体もしっかりしていました。気配上々といったところ。
レースはまずまずのスタートでしたが、二の脚が速いのですんなりと3番手をキープ。内枠に居た2頭が更に前を走ったため、外を進む展開に。今まで1400mを走っていたので外を回る距離ロスはあまりない方がいいじゃないかと思いつつも、ペースは緩めでしたし、何よりも折り合いがついていたということ。クロス鼻革もかなり効いていたのではないでしょうか?
折り合いがしっかりとついたままコーナーも外を回り直線へ。この時点で勝ったぁ〜と思いました。余力十分ですし、前を行ったブレイクアウトとプルメリアスターはやや手応えが怪しい感じ。早々にブレイクアウトが離脱し、最後はプルメリアスターとの一騎打ち。最後はきっちり差し切りましたが、プルメリアスターが思った以上の頑張りを示したように感じました。
時計は1:35.3。9R千両賞(2011年はローレルブレットが優勝)が2歳500万下ですが1:35.8の時計。それとの比較でもやや平凡に感じますが、緩い流れの中で決定力勝負のレース。勝負に行ったレースですので時計は平凡でも駆け引きに勝ったことを評価したいと思います。因みにローレルブレットは千両賞を1:34.7で勝っています。
鞍上が松山弘平騎手から秋山真一郎騎手に乗り替わりました。そして、秋山騎手は一発で結果を出してくれました。秋山騎手の好騎乗は間違いありませんが、では何したのか。。。シンプルに折り合いに重点を置いて馬場の内に入れたりじたばたせず、ターゲット(このレースの場合プルメリアスター)との駆け引きに徹した。という、ゴチャゴチャしないスマートな騎乗。それで結果が出ちゃいました。馬の能力はこのクラスでは上位だったということでしょう。松山弘平騎手も頑張って乗ってくれていますし、不満は何もないのですが、馬場の内に入れてイン差しをしたり、ちょっといろいろと考え過ぎた面があったのかもしれません。次走復帰してチャンスがあるのかわかりませんが、チャンスがあった時はムーンエクスプレスの力を信じてシンプルに行きたいですね。
勿論クラスが上がります。今回の時計では準オープンで力が上位とは言えません。それ故、今回と同じ騎乗で結果が出るかどうかわかりませんが、、、
スポーツ紙面上のコメント
1着 ムーンエクスプレス(秋山真一郎騎手)
「これぐらいはやれる力のある馬ですからね。初めて乗りましたが、いいときに乗せてもらいました」
クラブからのコメント
秋山真一郎騎手「重賞でも入着していた馬ですから、実力は持っていますからね。スムーズな競馬ができましたし、最後もひと伸びしてくれましたよ。状態の良い時に乗せていただきありがとうございました」
鈴木孝志師「今後の選択肢を広げる意味で、1600はこなして欲しいなと思っていましたが、期待以上の結果を出してくれましたね。秋山も上手に乗ってくれました。この後は、このままトレセンで調整を続けて、年明け京都の準オープンを使ってみたいです」
と言うことで、昇級。。。準オープン馬が再び誕生しました。層の厚さを増して2016年を迎えます。2016年初戦は1月11日(月祝)京都10R 新春Sを予定。楽しみでなりません。