1862件のひとこと日記があります。
2017/12/26 20:56
28日-29日は大阪&三重に出張。出張の
アドマイヤカグラの2017
(父アドマイヤムーン×母父スペシャルウィーク)
牝 鹿毛 17年1月30日生
生産者→新冠橋本牧場 入厩先→安田隆行厩舎
ツアー時は早生まれの影響もあり、大きく見えましたが、やや他の馬に追いつかれた感じのサイズに感じました。この仔の前に見たモンプティクールの2017が大きいですからね。。。
でも、決して小さいワケではありませんよ。あまり大きくなっても心配ですから。
元々しっかりしていた馬体ですけど、ツアー時よりも逞しさは増しているように思います。冬毛はいっぱい生えていますけど、温かくなって冬毛が抜けてくる頃には更に逞しくなっていることでしょう。
橋本社長からは『全姉(アドマイヤナイト)も、兄姉(キングラディウスなど)も中型馬でそこまで大きくならない。コンパクトな馬体だね。でも、兄姉と比較してもこの馬が一番しっかりしている』という評価をいただきました。
アドマイヤカグラの2017は、スピードがあって、父と母の良いところがマッチしているようです。気性は大人しく非常に扱い易いとのこと。スイッチが入る時はスイッチがしっかり入るオンオフのしっかりしたタイプ。この馬自身はツアーや撮影を経験して同世代の中では一番『大人』なようです。
ワーッとなることは無く、牝馬としては冷静に周りを見ることができる落ち着いた気性。。。アモーレジョディーは『ワーッ』となっちゃうタイプの様で、今のところその気性が災いしているのかもしれません。でも、今週やっとデビューします。気の勝ったタイプも走りますので、明後日の走りに注目です。
落ち着いた気性ですが、『牛』みたいにボーっとした馬でもないので、社長も楽しみにしておりました。
歩かせても、歩様が伸びやかでいいんですよね。推進力がありスピードがありそうに感じます。
入厩先になる安田隆行先生ですが、熱心に 『月一回』のペースでこの馬を見に来るそうです。
当歳から頻繁に熱心に見に来る先生は非常に心強く、新冠橋本牧場の馬もこの熱心な先生を信頼し、数頭お願いしているようです。
新冠橋本牧場さんは提供馬を東西均等に割り振ることを考えていらっしゃるようで、現役馬アモーレジョディーは栗東・高橋義忠厩舎、ネネグースの2016は美浦・斉藤誠厩舎、そしてこの仔が栗東。。。アドマイヤナイトと同じ梅田智之厩舎も考えたそうですけど、熱心な安田隆行先生のところへ。梅田先生が多用する育成牧場は小国S、安田先生は吉澤Sに入る可能性が高いのかなぁ〜と。
新冠橋本牧場さんに任せられたら、ネネグースの2016がお世話になっているヤシレーシングにお願いするのだとか。『ヤシレーシングは連絡も取り易いので』ということで、連絡が密に取れる場所って大事ですよね。
橋本社長からではなく、別の方から聞いた話ですが、、、橋本社長は積極的に牧場改革を行っているようです。まずは、今までと比較してビックリするくらいに食べさせる。。。新冠橋本牧場の従業員さんから不満や批判が出るくらい無茶苦茶食べさせることをはじめたようです。でも、馬体がブクブクと牛のように太らせるワケでもなく、その分しっかりと運動もさせ、代謝の良い筋肉量も豊富な生産馬が増えました。その成果を見て従業員さんからの雑音もなくなったと聞きました。
その他にも、『いい』と思ったことは積極的にチャレンジ。成果が表れないこともあるようですが、現状で満足しているようでは、その先の成長はありません。この精神は橋本社長が以前ノーザンファームで修業をしていたときに養われたもので、今もノーザンファームのスタッフさんと連絡を取り合い、情報交換をされているようです。
日高地方の牧場をけん引する先進的なチャレンジを橋本社長には期待しています。これからの躍進が楽しみな牧場と言えるのではないでしょうか。。。
そんな環境で育っているアドマイヤカグラの2017は僕も楽しみにしています。あと1年近くこの環境に居るんですからね。。。
そうそう。。。もう一頭写っている、鹿毛の馬ですがルナースフィアの2017。ルナースフィアの最後の仔です。アドマイヤカグラの2017と仲良しです。エスポワールシチーの仔になります。皆さんが買ってくれるのであれば、提供してくれるかも。。。でも、ローレルメーゼを含め走っていませんからね。。。難しいかな?
今日はここまで。
新冠橋本牧場レポートはまだまだ続きます。