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2018/06/06 20:50
2歳時からテンションの高い馬ではあったよ
2歳時からテンションの高い馬ではあったようですが、地方に転籍すると、どうしても間隔を詰めて使わざるを得ない状態になってしまう。そして、ジークグランツの場合笠松での全レースが4着以内。『次は行けるかもしれない、次は行けるかもしれない』の連続で、4ヶ月で7戦。。。休まずに使われ続けました。
早く中央に戻さなければいけない笹野博司先生に責任はありませんけど、ジークグランツにはやっぱりきつかったようだ。
テンションの高さに拍車がかかり、常に余分な動きをしてしまう。人が跨るとテンションが上がる、他の馬が近づくとテンションが上がる。実際にレースに出ることを考えると、輸送でテンションが上がり、装鞍所で大暴れ。パドックでも落ち着かず、本馬場入場で暴走。。。レース前に試合終了となってしまいます。
馬を立たせていても場長にちょっかいを出すジークグランツ。
ジークグランツもエポカドーロと同じ期待の大きかった先行募集馬。1世代下が皐月賞を勝ったということで、ユニオン事務所から『何とかして欲しい』と、イクタTF社長に話があるようです。
その依頼を受けて、一番の腕利きである場長が担当。ありがたいと思ったのと同時に本当に手が掛かるんだろうな。。。という不安を感じました。
場長さんからも『ステイゴールドの仔らしい、ガキなところはある。しっかりとコントロールができるタイプが走るステイゴールド産駒なんですよね。この仔は人に対しては、まだいうことを聞くところがあるので、そこを何とか維持しながらテンションを抑えてコントロールが利くように調整していきたい。これで、人を舐めるようになったら本当に終わりですね。』
ということで、場長も望みを捨てずに頑張って調整を続けてくれています。
ここイクタTFは場長をはじめ乗馬競技に精通されているスタッフさんも多く、障害馬を作ることを得意としています。
『(ジークグランツを)障害に転身なんてどうですか?』
と聞いたところ。。。
『厳しいね。向いてないと思うよ』
とのこと。
短いところを戦える瞬発力にも欠けるということで、『芝の長めのところを折り合いをつけて走れる精神力をつけないとね』ということ。持っているモノは決して悲観するレベルではないといいます。しかしそれを発揮できずにいる。。。
もう少し、イクタTFでのトレーニングが必要な感じを受けました。頑張って欲しいけど、ここでトレーニングを止めてトレセンに入りレースを使っても、、、うまくはいかない気がします。
辛いですけど、もう少し我慢です。イクタTFのスタッフの皆さん。。。何とかジークグランツを勝たせていただけるよう、面倒を見てやってください。よろしくお願いします。
ということで、遅くなりましたが、イクタTFレポートを終わります。
あれから3週間経ちましたが、イクタTFには顔触れが変わらぬ4頭が今も滞在しています。
早くここから抜け出してもらいたい。。。