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2020/03/19 18:56
佐竹牧場から目名共同トレセンへの移動のタ
佐竹牧場から目名共同トレセンへの移動のタイミングが遅かったため馴致のスタートが遅いという理由で一番進んでいる組よりも一つ下のグループでやってますけど、能力と体力的にはいつ番上のグループでやっていけるレベルにあります。
競馬全体が早くなって、デビューも早いタイミングになり、どこでも『ガンガンやって早く仕上げろ』的な風潮になっています。でも逆にここ最近は入厩したりデビューした後に怪我をする馬が増えているように思う。。。というのが目名共同トレセンスタッフさんの見解。
『他の育成場では既に13-13とか速いところをやっていることを売りにしているところもありますけど、うちはブレずに今まで培ってきたノウハウで行きます。他より遅れているのではなくこれがうちのやり方なので安心してください。』
と、熱く語っていただきました。
佐竹牧場⇒目名共同トレセン⇒大橋勇樹厩舎といえば⇒マリアスパンです。
5歳になったマリアスパンは一度調子を落としましたが、今になって再ブレイクの兆しを見せています。
目名共同トレセンで育成されたスプレーモゲレイロも7歳になった今も頑張ってくれていますし、この方法で間違いないのだと思います。
ドゥラメンテ×バクシンヒロインはこのセンスオブユニティと1歳下のバクシンヒロインの2019と2年続けて同じ血統になります。
佐竹さんはバクシンヒロインを非常に大切にしており、今までもハーツクライ(5勝馬マッシヴランナー)やアドマイヤムーンやゴールドアリュールなどをつけてきましたが牡馬ばかり生まれ、この仔は待望の牝馬でありバクシンヒロインの後継繁殖牝馬として大きな期待を寄せています。
その気持ちは大橋勇樹先生も知っていますので、大切に。。。かつ、大きなところを獲れるように使ってくれるものと思います。
ドゥラメンテの産駒について聞くと、
『ドゥラメンテの産駒は総じていい馬が多く、この馬もドゥラメンテの産駒らしさが出ていて良い。母系はダートで走っていますがこの馬は芝で走らせたら面白いだろうと思わせます。ドゥラメンテに寄った産駒だと思います。芝でデビューして頭打ちになったらダートで行けるんじゃないかな?』と。
続けて
『この仔はキューっと伸びたのですけど、まだまだ馬体は伸びます。馬体もまだしっかりしていないしキ甲も抜けていないので、上にも伸びそうだ。大きくなりそう。』とのこと。
実際に現在の馬体重は469キロでこの時期の牝馬としては十分な大きさですが、11月に来たときも463キロでそれほど増えていません。
僕が見た感想では、やや薄手。お尻は結構丸みを帯びていますが、前がやや寂しい感じがしました。。。その感想をストレートに伝えると・・・
『骨格上で丸いだけであってまだまだ筋肉はつききっていない。伸びてくる時期は脂肪や筋肉に栄養がいかないから、伸びきって止まると栄養が筋肉や脂肪にいって、馬体に丸みが出てきます。』
そして
『(今の状態としては)このくらいでいいと思いますよ。うちで育成していたキングカメハメハの仔でヤマカツエースっていう馬が居て、2歳の冬はこの馬より厚みがなかったですけど、470キロくらいでデビューして最後は520キロくらいになりましたから。そして重賞5勝しましたので。胸前が広くて、ガッチリしたキンカメ産駒よりもこういうタイプのキンカメ産駒よりもいいと思いますよ。』
と、重賞5勝馬を比較対象に話をしてくださいました。この時はまだヤマカツマーメイドがフィリーズレビュー出走前でしたけど、先日はエーポスの決め手に屈しましたが堂々の2着。桜花賞出走を決めました。そのヤマカツマーメイドもキンカメ系のロードカナロア産駒。この仔も似ているようですよ。