92件のひとこと日記があります。
2016/03/13 21:06
徹底的な個性の排除 ?
それは、やはり「彼女らが3人であること」に、価値があるからなのだよ。
彼女らを、わたしはドラクエのマドハントのように感じる。
あの、殺しても殺しても仲間を呼び補充され、
「マドハントは仲間を呼んだ」 ←オイオイ(笑)
どれを殺したのかどれを狙ったのかわからないほどどんどん増殖し、
「マドハント、フォロワー数5億6千万」 ←居そう(爆笑)
MPは奪われ、薬草は萎びれ、馬車の白毛馬は退屈そうにあくびをしているしまつで、
「マドハントBはマドハントHを呼んだ。マドハントDはマドハントIを呼んだ」
いつになったらこの戦いが終わるのか、もしや終わらないのは無いだろうか、
さっき倒したのはマドハントAか、はたまたDか、さっき唱えたメラミは効いたのか、
ってゆーかどのマドハントに唱えたのか、わからん、今攻撃しかけてきたのはCかGかEか、
どれだ、うおーまた出たマドハント今度は何だ、Pかーっ!!!
なんなんだこれはどこまで続くんだこれは、おわらんではないか、どんだけ友達がおるのだ
マドハント、もしかして良い奴か、良い奴なのか、おまえはッッ!!
…こんなに慕われているマドハントの敵になるなんてもしかして勇者って、、、悪者?
「マドハントWの攻撃!」
「死ぬわ、こらーーーっ!!」
彼らは不死身なのではないか、同じ奴が何度も生き返っているんじゃないのか、
同じ顔、同じ攻撃、同じふりつけ、同じ声、くりかえしくりかえしくりかえし、
いくら殺しても際限がないのはないか、
この戦いは永遠なのではないか…そんなループ感のあるユニゾン…
パフュームにはそれがある。
タレント性、というのは個性の主張と思う。
その主張で大衆のファッションや生き方を扇動する、強烈なメッセイジ性と魅力の押しつけだと。
Perfumeにはそれがない。
着ている服はお洒落とは程遠い。あれは戦略的に不細工なんだろうか、と勘繰るくらい憧れの気持ちを持たせない「ステージ衣装」という感じの代物を着、生き方は他人の心に波紋を呼ぶほどのものではなく、強烈なメッセージ性はエフェクトで平らに均されている。
個性というものを徹底的に排除して、自己を主張しない。
マドハントのように、隣に立つ仲間と呼吸を合わせて、入れ替わったことも、息をしていることも、見ている者に感じさせない。
完璧な人形として、空っぽのままステージに立ち、踊る。
それゆえに製作者の意図を濾過することなく、ストレートに観客に伝えることができる。
Perfumeの「個性を表現しない」という才能は、物凄く斬新で新しい方法だと思う。
彼女たちを観ていると、「個性」をただの「区別」なのだと感じる。
個性とは「わたし」は、「あなたではない」というただの区切りなのだ。
個性とはファッションや考え方などという能動的なものではなく、
他人から自分がどう認識されるかの受動的な識別なのだ。
そして、それは必ずしもなければならない表札ではない。
なぜなら、分けなくても、わたしは「個体」として「誰か」と分裂しているからだ。
私は結果主義の超合理的な人間だが、
競馬にだけは、レース外での努力や支えや戦略を求める。
そしてそれらにも感動したいと考える。
けれどPerfumeを見ていると、それは余計なことなのかもしれないなと感じる時がある。
もしかすると馬たちは、
努力や血統や背景ではなく、
ただ純粋に、
走る生きものとしての最速のスピードを、
言い換えれば、
自分という生きものの容を、
評価してほしいのではないだろうかと。
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するめさん
ヴァーさん、こんばんは!
タレントの語源、面白いですね。
そうかぁ、どんな人にも1タラントは与えられている、
どこで、その1タラントを払うのかが重要ですね。
なにも得るものが無かったと悔やむ日も、
見えない1タラントが与えられていると思えば、
次の日、頑張れるかも。
個性が求められる時代ですが、
個性が重要なのではなくて、
その場で素直に生きることが必要なのかもしれません。
少なくとも、競馬で勝負する馬たちは、
走るだけで、
私達を感動させますから。
素敵な1タラント、ありがとうございました -
するめさん
STEEL GUNNERさん,はじめまして!
「いいね」のボタンありがとうございます。
「はじめまして」で、
「いいね!」をもらえるのは、なんだか気分が良いもんですね。
お写真はご本人様なのでしょうか。
ロックンロールな感じがします。 -
ヴァ―さんがいいね!と言っています。
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ヴァ―さん
こんばんは^^
なるほど「個性を表現しない」という“才能”を用いる事は
戦略的で胸を打つ方法ですね
タレントはもともとタラントが語源 1タラントが貨幣の1単位
価値でいえばその1人ひとりに天からの贈り物が
1タラントずつ与えられたのような
するめさんのエッセイ風な文章は必ず2度読みし、熟考を重ね
ときにはスル―してしまおうかとしばし思うこともあります
そして最後は馬の生きざまで終わる結論が思わずうならせる面白さでまとめますのでおもわず書きこむ私・・(*^^*)
馬達の生きざまそのものが私達への天からの贈り物1タラントづつ -
STEEL GUNNERさんがいいね!と言っています。