徹底的な個性の排除　　?

私はPerfumeが好きだ。
曲を聴くのも好きだが、Perfumeは映像付きで観たいと思う。
別に彼女らの容姿が好み、というわけでもない。
それどころか、曲の中に居ない彼女らに何の魅力も感じない。
先ごろはテレビでMCをしたり、ラジオに出たり、コンサートでも喋ったりしているようだが、わたしにとって、それらは全く余計なことのように思えてならず、直ちにスキップの刑に処すのが常となっている。
喋ることは面白くもないし、声も甲高く、聞きとり辛い。容姿もクラスの中に一人居れば目立つのかもしれないが、テレビの中に映る人としてみると、なんてこたーない。千明さまの足元にも及ばないだろう。売れなかった頃の苦労話をたびたび語り、コンサート中も感極まって泣き出したりするが、そうゆう場面は、申し訳ないがまったく興味が無いので、舌打ちして早送りだ。
このように、本当に申し訳ないんだが、私はPerfumeの3人の人となりには全くもって興味が無い。日頃の努力にもだ。作品をつくる過程というものにまったく興味が無いし、作品の出来上がりにしか興味が無い。端的にかくと、要するに、彼女らのタレント性には魅力をまったく感じていないわけだ。
そこで、だ。
他人の努力のなんたるかをまったく介さず、
｢結果だけを上げてこいよ｣的な、超合理主義な私、、、という外道、ええ外道ですとも、が、彼女らのタレント性には全く興味が無く、評価もしていないのに、
「なぜPerfumeの曲は映像付きで見たいと思うのか」という疑問がある。

「Perfumeのだれが好きなの？」
「強いて言うなら、かしゆか」
「かしゆかって一番微妙な子じゃん」
「いや、Perfumeでは彼女が女神なんだが。むしろ、後の二人がひどく微妙」
「顔が好きなの？」
「いや、申し訳ないが」
「声が好きなの？」
「あのエフェクトまみれのどこを好きになれと？」
「じゃあ、Perfumeのどこが好きなの？」
「曲とダンスと演出と商品戦略」

「要するに、あの三人以外の部分なわけね？　裏を返せばあの3人でなくても良いわけだね？」

「いや、それは違う」　　　←きっぱり

違うんだな。
あの三人でなくても良いわけではないんだよ。
あの三人でなければならない意味もわからんけれども。
でも、そこがどうでもいいなら、Perfumeではないわけだよ。
あの3人でないと駄目なわけだ。

どうしてか？


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