92件のひとこと日記があります。
2014/02/15 23:34
自由という無謀
わたくし、チェーン、というものを巻いたことがないんですの。
もちろん、体にも、心にも。
わたくしには、そんな鎖など必要ない、
そう、わたくしは自由!
生まれついてのフリーダム。自由な干物。
なので、雪の日も、ノーチェーン!
スタッドレスって何語? わかりませ?ん! ←あほ
…というわけで、私の車は依然ノーマルタイヤ! 後輪駆動! ←多分
ノーギミックで、この2月に二回降った大雪と戦いました! ええ!
「大雪、大丈夫でしたか?」との、
心優しいエアウメッシュさんのお気遣いの言葉を頂いたので、
その戦闘を、ちょっと書いてみようと思います。
正直…、、、死ぬかと思いました。
2月8日土曜日、西日本に記録的な大雪が降ったのでございます。
西日本、特に瀬戸内側の人間は雪が降ると珍しいのでハシャギます。
大気中に雪が少しでもちらつこうものなら「ゆきー!! ゆきぃーッ!!!」と無暗に叫び、
まるでツチノコでも発見したかのように、得意げに大騒ぎです。
すぐ溶けてしまう粉雪でもそんな調子ですから、
ちょっとでも積ろうものなら、「雪まつり」です。
子供らは、誰も踏んでいない新雪の場所を踏んで足形をつけることに執念を燃やし、
通学路からどんどん離れて、10分で行ける学校に1時間かかるわけで、
子供だけがはしゃぐのかと思いきや、
大人も「雪だるまをつくらなければならない」という呪いでもかけられているのか、
無心に雪を丸め、その結果、玄関の門柱という門柱全てに雪だるまが乗せられています。
雪の中で常軌を逸するのは人間だけではなりません。
犬は離れてるわ(西日本の人間は童謡の影響で犬は誰でも雪が好きと信じている)、
カラスは道路で滑って転んでるわ、
・・・雪の瀬戸内は、恐ろしいことになってしまいます。
2月8日土曜日、大雪の日。
普段なら「ゆきだーゆきだー」とハシャいでいる西日本の人々も、10センチも積られたらドン引きします。こんな日に車に乗って家を出るのは私ぐらいです。しかも勤務先は通常でもD2にシフトチェンジして登らざるを得ない山の上。
…ま、天下のダイハツを信じよう。 ←他人任せ(笑)
スタートした途端、真っ白な世界。交通量の多い道路でも雪が溶けきらず、側溝にも雪が溜まり、何処から何処までが道路なのかわからない状態。しかし、平地はまだマシなのです。問題は勤務地のある山、そこへ続く急な坂道。
「雪がどうした? 槍が降っても出勤だ!」
わかっております、部長。
というわけで、果敢に坂道に挑戦するわたしのダイハツ、もちろんノーガード。
坂の中腹で、前を走ってた乗用車が横滑りして落ちてくるのを1メートル寸前で回避!というか、
ビビって悲鳴を上げていたら向こうが勝手に止まった(笑) 悲鳴の威力、素晴らし(泣)
滑り落ちてきた車のおじさまが車から降りてきて私に「俺の車でも無理だからあんたの車では到底無理!」と神のように啓示。振り向くと、私の後ろで大渋滞、ぎゃー。どうしようどうしよう「車、動くか?」おじさまに聞かれてアクセルを踏むが雪で滑って、う、う、動かない…ッ!! おじさまが私の後ろで渋滞していた車の持ち主たちと相談して、4輪駆動の車が活路を開くべく坂道にトライ! 馬力のある車でも坂道の終盤に後輪を降る状態。
「次は、わ、わたくし・・・?(ゴクリ)」息をのみギアを入れようとする私におじさまが「あんたの車は到底無理(爆笑)」再び神の啓示。
諦めてふもとの神社に車を停めさせてもらい自力で登ることに決定。
しかし、車が動かない。
「しょうがないな」と私のせいで渋滞していた車の方々が私の車を押してくださいました。
地獄に仏とは正にこのこと(泣)
バックで降りたのですが、車を押してくれていた人を2度ほど轢きそうになる不義理を働きつつも、何とか無事に坂道を降り、みなさんにお礼を言いつつ、雪道を、そして山道を、30分掛けて上がりました。長靴でトボトボと。もちろん帰りもです(泣)
しかし、普段では見られない雪景色。
歩いては通らない道。
指先についた結晶。
思いがけない人の親切。
助けあったり、相談したり、
人ひとりでは太刀打ちできない自然っていう大きな状況、
そうゆうのにさらされて無力感を感じるのも勉強だな、って思いました。
競馬と全然関係ない話ですけど、近況を、ちょっと書いてみました。
きっかけを、エアウメッシュさん、ありがとうございました。
ちなみに、チェーンは買いません。フリーダム!! ←懲りてない(泣)
-
するめさん
おうまの親子さん、スタッドレスタイヤ買われたんですね!
これで、雪の日のおうまの親子さんの安全は確保されたと、私も安心しております。
でも出費は確かにきついですよね、、、
あちらこちらにも残っていた雪も溶けて、
春が顔を出そうとちらちらしています。
おうまの親子さんもお体に気をつけてくださいね。 -
するめさん
のど輪だ田上!さんの、
「さよならフリーダム…」というセリフから感じる哀愁に、
ちょっと感動してしてしまいました。
しかし、雪道フリーダムは、キツかったですよね(笑) -
するめさん
ロジックさん、事故怪我がなくて良かったです。
車を押してもらったりして、男の人の凄さ、みたいなのを感じました。
日頃、そうゆう頼もしさみたいなものを男の人って隠して生きているんだなと、
ちょっとびっくりしました(笑)
いつも偉そうにわたし男の人に仕事とかで、
「あれしろこれしろ、できてないじゃないか」と指図する生意気なことばっか言っているんですが、
ちょっと駄目だな―と反省しました(笑) -
するめさん
エアウメッシュさんが私の上にどっさり降った雪を心配して下さったので、書いてみました。
もう、雪道は、無理して、走りませんッ!! こりました(泣)
エアウメッシュさんのお住まいの地域なら、ものすごい量の雪が降りそうですよね、
気をつけてくださいね? -
おうまの親子さん
するめさん、こんばんは!
この日記を読ませていただいたことも後押しとなって?、思い切ってスタッドレスタイヤを購入しました。6万円・・・(T T)
我が家には痛過ぎる出費です。
でもきっと、買うともう降らないんです。
道路はすっかり溶けましたが、今日もまだ街中の歩道や路肩、駐車場、家の前には大きな雪山が数え切れないほど残っています。
まるで雪国のようです。 -
のど輪だ田上!さん
フリーダムで雪道を制覇すると、チェーンをつける労力分得した気分になりますな。
「ほーら、付けなくてもスイスイだよー」
なんつってね。
しかし今回の雪はナメちゃいけないやつでしたねぇ。
俺も最初はフリーダムで行きましたが途中で遭難するかと思いましたよ。
冷たくさで凍える手をマッチで暖めながらチェーンをまきました。
さようなら…
俺のフリーダム… -
ロジックさん
いつもと違う時間、いつもと違う景色…色々な経験でしたね。
申し訳ないのですが、読みながらちょっと笑ってしまいました(^_^;)
すいません
まずは事故・けが無く良かったですね☆ -
エアウメシュさん
つづき…
しかしFRで雪の坂道を登ろうとする…チャレンジャーですねぇ(^q^)
バックで坂道降りるのも怖〜い
するめさんは勇者様ですねv('▽^*)
大変な状況の中、触れる他人の親切はホント有難いですね♪
寒さの中、心が温まります^^
でも槍が降ったら外出は控えましょう(笑) -
エアウメシュさん
これは凄いドキュメンタリーですね^^
大変な状況なのにするめさんの文章は笑いのスイッチを連打しましたよ(〃゚艸゚):;*。
部長厳しいなぁ〜でも以前、拳を突き上げたするめさんに『見なかったことにしよう』と言ってくれた人では?
私も昔、とんでもない大雪なのか吹雪きなのかなんなのかわからないほど経験のない天候の中、道中4WDの車がスピンしそうな位激しい状況で必死に会社へ行ったら(ホントに事故ってしまいそうだったぁ〜)
私は素敵な丘の上の閑静な住宅地に住んでいたので(我町の住民は山と呼ぶw)
『あれ?来たの!ダメだよ〜こんな日に来ると遭難するよ!』
思い出しちゃった(笑) -
するめさん
うまりん。さん、おはようございます。
珍しい日曜の休みに朝早く会いに来てくださってありがとうございます。
ご主人様、大変でしたね。
この寒いのに、燃料切れを心配しながら、車の中で過ごすなんて、不安でしたでしょうに。
ご無事でよかったです。
そうですか、東京にも昔は雪が降ったんですね。
エッヘンと得意げに笑うお父様が、とてもチャーミングですね。