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2015/06/04 02:03
【降級馬の取り扱い】クラス再編後の500万下とどう向き合うか?【傾向と対策】
4歳馬の収得賞金が半分になりクラスは再編成、併せて2歳戦もスタート。ここではクラス再編直後にどういった傾向を見せるのかを少々考察、対象はある程度レース数が確保されている500万下のクラスを考えてみた。
… 。
昨年の3回東京で施行された500万下のレースは全部で26レース(芝13・ダート13)。
この施行条件はもの凄く安定していて、実は今年もまったく同じレース数が施行される。
すなわち、昨年の傾向を知っておけば、馬券的中にまた一歩近づくかもしれません。
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最初は降級馬の取り扱いから。
前走1000万下に走っていた馬、前走500万下を勝ち切った馬が大半だが、中には3歳のOP特別とか重賞レースを走っていた馬もレアなケースとして存在するが、一応はそれらも同じ降級馬として扱う。
対象は前記の26レース。
【降級馬の全成績】
7−3−11−43/64(単10.9% 連15.6% 複32.8%)単勝回収値33円 複勝回収値62円
まぁ、ハッキリ行ってパッとしない。 馬券圏内に飛び込んでくるのは10頭いて3頭くらい。
当然に世間の期待値が高いので回収値も上がらない、と。
こうなると、「買える降級馬」「買えない降級馬」の選別が必要になる。
そこで…
【降級馬の今回人気順別成績】を見てみると、
[降級で今回1番人気]6-2-3-2/13(単46.2% 連61.5% 複84.6%)単勝回収値108円 複勝回収値111円
要するに「降級初戦の今回、1番人気に推されるような馬は13回中11回で馬券圏内を確保していて、単複ベタに買ってもプラス収支」という信頼に値する成績を残す。
一方、
[降級で今回2〜5番人気]1-1-7-14/23(単4.3% 連8.7% 複39.1%)
[降級で今回6番人気以下]0-0-1-27/28(単0.0% 連0.0% 複 3.6%)
「降級馬と言っても6番人気以下の評価の馬に何かを期待してもムダ」という散々な結果。
2〜5番人気の馬でもフラフラしていて、信頼度はイマイチ。
結局、降級馬の取り扱いは《今回の人気の程》で探るのが順当、という傾向で。
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次に、「降級馬」のフィルターは外して単純に【今回の人気順別成績】で考えてみると、
[今回1番人気]11-6-5-4/26(単42.3% 連65.4% 複84.6%)単勝回収値100円 複勝回収値113円
超絶レベルで安定。 いくら1番人気馬と言っても普通はここまで残せないけどね…。
「降級馬だろうが昇級馬だろうが前走同じ500万下だろうが、1番人気馬は強い」と。
ここでも回収値は100%を超えてますからね。
※ちなみに、[単勝オッズ1.0〜3.9倍]11-9-5-6/31(単35.5% 連64.5% 複80.6%)
26レース中22レースで、1番人気馬が馬券圏内に飛び込み、複勝率に換算すると84.6%
以下、
2番人気馬の複勝率26.9%
3番人気馬の複勝率50.0%
4番人気馬の複勝率38.5%
5番人気馬の複勝率46.2%
6番人気馬の複勝率19.2%
−−−《見えない壁》−−−
7番人気馬の複勝率 3.8%
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【3歳以上500万下のレースの傾向】
・1番人気の信頼度は馬券圏内程度なら相当な信頼に値する。
・ムリな穴狙いはヤケドを負うだけ。
・相手は2〜6番人気程度から数頭チョイス。
一応、馬券対策としてはこんな対策を。
ただし、「1番人気の単勝オッズが4.0倍以上」なら疑って良い。
まぁ、荒れないですね。 … 。 本命党の方は勝負の場かもしれません。
… 。
降級馬の取り扱いはいま一度。
「降級馬なのに人気薄いから買っておけ」ではなく、いかに捨てられるか?ということ。
降級馬の取り扱いで大事なことは「拾う」ではなく、「捨てられるか?」です。
必要以上に降級馬を意識することはありません。
それでは皆様のご健闘をお祈りいたします。
今日はこんなところで。 おしまい。