SELECT SALE 2015…残念な感じの社台ファーム。

今日はマーケットを眺めつつ、１歳馬セッションをダラダラと見ていた。
総売上が60億円余→70億円余、平均売却価格2800万円余→3300万円余　というから恐ろしい。
なにか中間の価格帯が目立たなかったけど、底が全体的に上がった印象。

まぁ、ノーザンファームの一人勝ちですね。

馬で稼いだ金を惜しみなく投資。
世界中に繁殖を求め、海外トレーニングセールにも積極的に参加して毎年十数頭を購入してはお得意様に還元。北の育成場ではハードもソフトも充実させ、西にも東にも立派な外厩を整えた。

経営者としては勝己社長が圧倒的に上。…　。　ご長男には真似出来まい。
そのことは各オーナー様にもバレてしまったようで、セール結果が物語る。

もはや「社台系」とかいう言葉で括るにはムリがあるし、努力を惜しまないノーザンには失礼でしょう。

　…　。

では各論で。

　…　。

【島川オーナーはお止めになったの？】
会社でトーセンホマレボシ産駒を１頭だけお求めになって終了。
自前でやっていくのかな？まぁ、ちょっとムリだと思うけど…。

【シャンパンドーロの2014 が驚きの落札価額２億３千万円！】
今や北米ナンバーワンの Tapit に Medaglia d'Oro なら「お高いんでしょ？」ってのは解る。
でもここはアメリカではないですからねぇ〜。日本で走らすには高いですよ。
まぁ、そんな採算は度外視して「好きだから」程度でやってると思いますが。
A.P. Indy だと日本では東京と中京くらいだし、やっぱりどこか軽いスピードに欠ける印象で。
やっぱり高いな、ちょっと。　やり過ぎでしょう。

【クラブが３頭もの牡馬を落札】
と言ってもクロフネの牡馬だの、ショウナンラグーンの下とはいえ今さら感の拭えないジャングルポケットだの、とても日本で走るとは思えないタートルボウルだの…

そんなの、いらないと思うけど。

でもどうしてこんなの買い漁るかなぁ〜。
きっと、募集馬のラインナップが牝馬に偏ってるとしか思えないんですよね。
今年はたいへんそうですよ…　ワタクシは×２を取りに行きます。

　…　。

明日は当歳馬セッションで、オルフェーヴル産駒やロードカナロア産駒も登場。さて、世間の評価は？