【春の新潟競馬】お堅い決着の連続も、ダート競馬の種牡馬傾向を少々。

春の福島開催も終了。　「あっ」という間ですなぁ。
古馬500万下なんてマトモに決着しないレースが多くて、ホント楽しいわけですが…。
そんな流れの中で続いての新潟開催。

新潟はコース形態と微妙な開催時期もあって、お堅い決着が多い。
コースはほぼ平坦なうえ、コーナーがキツイのでそこで一息入ってしまい、前が断然有利。
そんなコース形態が優先される競馬場ではありますが、それでも開催前に種牡馬傾向を少々。

検索条件：2014年以降の新潟競馬の芝ダ距離別における種牡馬別成績。

【ダ1800M】136レースが対象。

ゼンノロブロイ
12-7-8-61/88（単13.6％ 連21.6％ 複30.7％）単勝回収値79円　複勝回収値137円

ゴールドアリュール
7-10-9-60/86（単8.1％ 連19.8％ 複30.2％）単勝回収値39円　複勝回収値108円

ダイワメジャー
5-3-4-23/35（単14.3％ 連22.9％ 複34.3％）単勝回収値330円　複勝回収値166円

ネオユニヴァース
5-6-6-43/60（単8.3％ 連18.3％ 複28.3％）単勝回収値229円　複勝回収値75円

シニスターミニスター
8-2-1-9/20（単40.0％ 連50.0％ 複55.0％）単勝回収値242円　複勝回収値121円

【ダ1800Mのおまとめ】

鈍足系サンデーサイレンスの独壇場。

ゴールドアリュールは世間の人は皆知っているので回収値は上がらない。まぁそれでも回収値は100％を超えているので軸として買うのは全然間違っていないが、大きく張るならゼンノロブロイでしょう。成績も回収値も抜群で牝馬まで狙える。ゼンノロブロイ自身が米血過多なので、繁殖も米血に偏っているならそれはもうダートの気配。前で競馬をすることが担保出来て中位人気なら目を瞑って複軸にして勝負したい感じ。

ダイワメジャーはこの距離で意外だが、コース形態の恩恵と思われ。
息も入って、もってしまうのでしょう。

それでも一番はシニスターミニスター。決してインカンテーションだけではない。
左回りで平坦はベストな条件で、威張れるのは全国でもこの新潟競馬場しかなく、いつだって勝負馬券です。ただ、産駒が年々減っているのでその辺りはシンドイですが。

なお、Ｂ級サンデーサイレンスは上記以外でも概ねこの条件は合います。

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【ダ1200M】 118レースが対象。

デュランダル
5-3-1-15/24（単20.8％ 連33.3％ 複37.5％）単勝回収値610円　複勝回収値165円

スウェプトオーヴァーボード
4-3-6-32/45（単8.9％ 連15.6％ 複28.9％）単勝回収値67円　複勝回収値85円

【ダ1200Mのおまとめ】

実はダ1200Mの場合は1800Mとは事情が違って、種牡馬別にしてしまうと相当に散らかってしまうので、あくまで「脚質」とかその馬の個性に重きをおいたほうがよく、むしろ種牡馬から入らないほうが良い気がする。まぁそれでも少し挙げてみると…

デュランダルがこんなに走るのは謎。なにか１頭が成績を押し上げているわけではない。
特にミスプロの単調なスピードが特徴となった繁殖との配合ではこの条件で鬼のように走る。

そして、さすがは安定のスウェプトオーヴァーボード。
柔らかすぎるのは少し不安だが、北米の硬いトコの繁殖なら堅実で。

まぁでも、上に書いたようにあまり種牡馬を気にし過ぎるのもこの条件では…

　…　。

ご健闘を祈る。