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2016/07/20 20:38
ルーラーシップは奇を衒ったようなことはしないほうが良いとは思う。
上はテンイムホウの2015(牡1)の配合表。
先日のセレクションセールもたいへんな賑わい。セレクトセールで溢れた難民も鼻息荒く活発なセリ。
この勢いでは「玉突き的に」ここで溢れた層がサマーセール、オータムセールに向かうハズで、おそらくそれらのセールも例年よりも盛り上がることでしょう。
そんな市況では生産者は牡馬はどんどんセリに、可愛い牝馬はクラブに向かう傾向が一層強くなるでしょうから、その意味では「牧場集合体系」のクラブは世知辛いラインナップが続くのでしょうね。
そう考えると、スウィーニィさんの新クラブもどうでしょうね?
そこはよく考えたいところではあります。
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さて、そのセレクションセール。
最高落札価格がテンイムホウの2015 というから驚いた。
その価格は5400万円(税込)
辻助さんがセール後のインタビューで笑いが止まらないような感じだったが、
そりゃぁまぁ、ご本人もビックリするよね…。
… 。
ロードカナロアもルーラーシップも産駒は筋量が豊富で、生産者とか売り手にとってはとてもありがたい種牡馬であると思う。だから、買い手はホント、見た目には十分に注意を払わなければという感じ。
で、配合ですが…。
もう、ルーラーシップの場合はオーソドックスで良いと思うけどね。
・サンデーサイレンス(系)の肌。
・産駒の母はノーザンダンサーのクロスは持たない。
・Kingmambo なので一応「 Special 」の血のクロスを狙ってみる。
・豪快なストライドの再現(ナスキロ弄り)。
・基本は牡駒。
普通にサンデーで軽快なスピードを。
ノーザンダンサーの影響力強い父に、母方からそれは必要ない。
ただでさえドタドタした感じなのに、奇を衒うと鈍臭さが増してしまいますよ? と。
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もう、テンイムホウなんて自身がノーザンダンサー3×4
で、サンデーサイレンスの血が無いわけですからね。
さらにストライドを増幅させる感も無いですし。
危ない気がするけどね。
… 。
結局、ルーラーシップって解り易い配合で攻めたほうが良いとは思う。
クセのない良血なので、父同様に繁殖の質に素直なタイプでしょう、きっと。
ロードカナロアは少し違うとは思いますけどね。