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2016/12/07 18:53
【出資確定馬ご紹介】No,2 エンシャントアーツの2015(牡1)【NOC】
エンシャントアーツの2015(牡1)栗東・牧田和弥厩舎預託予定
父ショウナンカンプ 母エンシャントアーツ(BMS:Maria's Mon)鹿毛 3月6日生
生産:岡田スタッド 募集価格1080万円
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ま、別にいま申し込まなくても良いわけですが…。
本馬は、一次募集馬ながら会員からはまったく出資申込が無い馬なので。
で、「様子見」していたわけですが、自身の性格からそういうのはもうとても面倒くさい。
いま二次募集でバタバタしているときに併せて本馬に出資申込をしてそれを確定させてしまいました。
では、こちらのご紹介。
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募集時測尺
体高152.0cm 胸囲179.0cm 管囲20.0cm 馬体重460kg
(10/31 → 493kg)
(11/30 → 512kg)
まるで風船の如く膨らませられて見てくれは悪い。時季も悪いが。
最初の動画からは、尻尾をブンブン振り回し、キョロキョロして心ここにあらず、まだまだ馬が「子供っぽいなぁ〜」とそんな印象。これで「気性が悪い」と判断されれば、速攻で去勢されるのでしょうね。
体高があまりなく、重心も低く見えますが、まぁどうでしょうね…
長い距離の競馬をやるわけでないので、ここもあまり気にしていません。
この先の成長曲線がどこにあるのか、ワタクシにはわかりませんし。
まぁ、良いんじゃぁないスかね。
こんなの見たところで、走るか?走らないか?なんて解らないから。
そんな特殊な能力はワタクシは持ち合わせていませんので。
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(下の画はエンシャントアーツの2015 配合表)
母は現役時代36戦4勝で準OPまで出世、ダ3勝・芝1勝
掴み処の無いムラ馬で2着3着は1回も無く、ピンか?パーか?と。
4勝はそれぞれ5番人気・11番人気・5番人気・11番人気というから相当なクレイジー。
そんなクレイジーな性格そのままに、ついには初仔を虐待で潰すという獣っぷりで。
本当に草食動物なのでしょうか? まぁ、なんとも凄まじいエピソードで。
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種牡馬ショウナンカンプも少し掴みづらい。
産駒数が多いわけでないし、なにより血統背景がカナ〜リ個性的。
これだけ和風テイスト溢れる種牡馬も現在ではほぼ希少種。
Halo や Mr. Prospector、ナスキロなどの本邦で主流、利便性ある血を持たないことを念頭に、数少ない中でも活躍したショウナンカンプ産駒の配合から読み取れるのは、強めのクロスを持つ馬や相似配合を目指した馬たち。ぼんやりかもしれないが、そんなイメージを持ちながら本馬の配合を確認すると…
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本馬の配合表をパッと見て思うのは、「配合バランスの妙」かな、と。
ここが一番のポイントに思う。
母は米血オンリー且つこちらも相当に個性的。
しかもそのベクトルは父ショウナンカンプと真逆かも。
この点はとても面白い。
母方にある Wavering Monarch と Seeking the Gold は共に「Raise a Native × Buckpasser」の組み合わせで、もちろんこんなことは外国人が意識的にやっていると思うが、ここはしっかり母の特徴であり個性。しかもこれら北米でも主流もしくは重用される血筋は父方には無いだけに余計に際立つ。
さらに言えば母は Eight Thirty≒War Relic 6・7×8であり、
上の「War Admiral + La Troienne 」と併せて母の北米パワーを下支え。
先を言えば、本馬の代での Nijinsky≒Storm Bird4×5はスパイスにもなって。
結局、Tom Fool(ニアリー含)の継続クロスにもなって、その俊敏性とか機動力も期待出来る。
このように、母の北米血統背景の強烈な個性が、父ショウナンカンプによって完全に緩和されている点は素晴らしく(逆もまた同じことだが)、この「配合バランスの妙」「緊張→緩和のリズム」を重要視してみた、と。そんな具合。
母の北米パワーと父のしなやかなスピードの融合を期待して。
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配合はまぁそれで良しとして、話しは牝系のほう。
4代母に名繁殖 Pacific Princess の名も、本馬の直接の牝系のスジは…微妙でしょうね。
ま、そういう大物への期待感みたいなモンでやってはいませんので。
その辺りは気にしていません。
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いずれにしてもそんな個性派。好みなのでしょうね、潜在的に自分の中で。
こういう配合はノーザンでは見られませんし。
ま、変態の嗜好なのでしょうがないです。