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2018/07/30 19:47
【シルクHC募集馬】No,29エンプレスティアラの17(牡1)も申込めば?な話
エンプレスティアラの2017(牡1)美浦・萩原清厩舎預託予定
父リアルインパクト 母エンプレスティアラ(BMS:クロフネ)募集価格3000万円
先日のポルケテスエーニョの2017と、そして「もう1頭」、友人にムリムリご提案というのがこちら。
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募集時測尺
153.5cm 178.0cm 21.6cm 459kg
重心が低くて、まだ馬も若いからゴツゴツ… というか「コロンとした体型」と言ったほうが的確なのかな?どちらでも呼び方は良いですけども。まぁいずれにしても距離はもたないでしょうね…。ダート7ハロン辺りを想定。いや、6ハロンのほうが適性あるかな?中山ダ1200Mとか東京ダート1400Mとか。
しかし、適性云々は別にしても、最近のエピカリスにしてもルヴァンスレーヴにしても、こちらの馬をハギー厩舎におまかせするというのは、「やる気満々なんじゃねーの?ダートで。」だったりして。ただ、話しはちょっとズレますけども、ディープインパクト直仔の種牡馬ってホント難しいと思う。リアルインパクトにしても完全にトキオリアリティーですし。ディープインパクト系ってそんなんばっかスね。
(下の画はエンプレスティアラの2017 配合表)
とにかく、トキオリアリティーの名があれば大抵は配合バランスのほうは整ってしまう。Northern Dancer も Mr.Prospector も持ち合わせず、それどころか本邦の競馬で重用される Halo や Nasrullah さえ持たないという凄まじいアウトサイダーっぷり。その一点だけでもリアルインパクトが種牡馬入りした意味は大きい。
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一方、母方に目を転じると… エンプレスティアラ自身が「クロフネ× Bright Tiara 牝系」なので、そこで一つ完結というか仕上がっちゃった面もある。このクロフネと Bright Tiara 牝系がゴールデンハインドやロングロウ(というか、この2頭はエンプレスティアラの全弟)、ラテンロックなどを輩出しニックするのは、「Deputy Minister の4代母と Bright Tiara の4代母が共に名繁殖 Good Example」というのは一つの大きな要因と思う。だからこそ、ゴールドティアラは、「クロフネを迎えたとき」と「やや欧州っぽい匂いをさせたサンデー系種牡馬を迎えたとき」では少し産駒の成績に差が出るのかも、と。
それで、ですよ。ここで颯爽と登場するのが、この名繁殖トキオリアリティーさんですね。
フレンチデピュティが Good Example≒Eight Thirty5×4のニアリークロスなので、エンプレスティアラ自身は Good Example≒Eight Thirty7・6×6
そしてトキオリアリティーが Eight Thirty≒War Relic4×5・5ですから、結局は本馬の代で、本邦の砂競馬で圧倒的な適性を誇る、War Relic≒Eight Thirty≒Good Example のニアリークロスを継続・増幅、と。
う〜む… 唸りますね。先に書いたように、クロフネと Bright Tiara がニックするのは Good Example に起因するとするならば、このニアリークロスの継続にこそ、「意味あること」と思いますね。
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それともう一つ個人的に注目しているのは、Blue Avenue と Seeking the Gold と Meadowlake とで、Bimelech≒Businesslike のニアリークロスが継続している点。名繁殖 La Troienne をクロスすることとなるこのニアリークロスは、ダート向きのパワーに富むこの配合においては大きな支えになるような気がします。
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こうなると、ディープインパクトが異系傍流扱いとなってしまうわけで、それはそれで面白いというか愉快。
1/8 サンデーサイレンスでもあり、短距離をワンペースとは思いますが、見どころある力強い配合です。ディープインパクトだけどディープインパクトではないですね。
おしまい。
※個人的な悪趣味の話です。ご覧の皆さまは決して真に受けませんよう。